【ユニゴオ弾性限界】(ゆにごおだんせいげんかい)

金属には、高熱による溶融とは別に、極端な高圧の下で液状化する性質がある。
このときの、液状化し始める圧力の一点をユニゴオ弾性限界という。

軍事においては、主に対戦車兵器が威力を発揮する原理である。
成形炸薬弾では、ジェット流の高熱で装甲を貫徹するものと誤解されがちだが、ジェット流の高圧で金属ライナーが
液状化した結果がメタルジェットの形成であり、この高圧のメタルジェットが衝突して、装甲板も同様に液状化する。
APFSDSの場合も同じく、あまりに高速で弾体が衝突するために高い圧力が加わり、装甲と弾体の両方が溶解する。


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