【ムスダン】(むすだん)

北朝鮮軍が配備している中距離弾道ミサイル
「ムスダン」は「テポドン」・「ノドン」同様アメリカが付けたコードネームで、北朝鮮側での呼称は不明である。

2007年4月25日に平壌で行われた朝鮮人民軍創設75周年記念パレードで初めて確認されたもので、旧ソ連製のR-27(NATOコードネーム:SS-N-6)SLBMを陸上発射型に改造したものと思われる。

誘導方式は慣性誘導、全長は約12メートルで、推定射程距離はテポドン1号をはるかに上回る2,500〜5,000kmと思われる。

実際の配備数は不明ながら、2009年現在15〜20基が実戦配備されていると予測されている。
また、イランにも18〜19発が輸出されたとされている。

スペックデータ(推定)

全長12.5m(弾頭部含む)
直径1.5m
発射重量20,000kg
射程3,200〜4,000km(オリジナルのR-27は2,500km)
命中精度1.3km CEP
推進方式1段式液体燃料ロケットエンジン
燃料非対称ジメチルヒドラジン、赤煙硝酸
エンジンイサーエフ S5.38
ペイロード単弾頭 600〜1,200kg
弾頭核弾頭(12〜50kt)、生物・化学弾頭
誘導方式慣性誘導
発射プラットホームMAZ-7916 TEL



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