【ミラージュ5】(みらーじゅご) †

Dassult Mirage ��.
ミラージュ3Eをベースに開発されたフランス製攻撃機。
違いとしては火器管制レーダーなどの電子機器を軽量・簡易なものに変更したため全天候能力を持たない事や燃料容量やパイロンの増加などといった点が挙げられる。
元々はイスラエル向けに開発された機体だったが、国策方針の転換からイスラエルに輸出されることはなくフランス空軍で運用される事となった。*1

ミラージュ5は現在でも南米諸国やアフリカ諸国を中心に近代化改修を受けながら、第一線で運用されている。

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スペックデータ †

全幅：8.22m
全長：15.55m
全高：4.50m
翼面積：35.0��
空虚重量：7,150kg
通常離陸重量：9,900kg
最大離陸重量：13,700kg
最大兵装搭載量：4,000kg
エンジン：SNECMA製アター9Cターボジェットエンジン（推力41.97kN/60.80kN(A/B?使用時)）1基
最大速度：マッハ2.2
巡航速度：516kt
海面上昇率：11,160m/min
実用上昇限度：18,000m
戦闘行動半径：675nm(Hi-Lo-Hi)
乗員：1名(単座型)/2名(複座型)
固定武装：DEFA552 30mm機関砲2門
兵装：マトラR.550マジック、AIM-9サイドワインダー、AM39エグゾセ?、225kg爆弾、400kg爆弾、ベルーガ･クラスター爆弾、ロケット弾ポッド、増槽等を搭載可能。

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バリエーション †

  • ミラージュV：昼間戦闘攻撃機型の原型機。
  • ミラージュV A：標準型
  • ミラージュV F：フランス空軍用攻撃機。もとは対イスラエル輸出用。
  • ミラージュV D：機銃を撤去した複座練習機型。
  • ミラージュV E：電子機器をミラージュIIIEと同じタイプにした全天候型。
  • ミラージュV R：偵察機型。
  • ミラージュV MA/MDエルカン：ベルギーでMirSIP規格に改修され、チリへ輸出されたMirage V BR/BD等の一連の機体。
  • ミラージュV PA2：パキスタン空軍用。管制レーダーを換装。
  • ミラージュV PA3：パキスタン空軍用対艦攻撃機。
  • ミラージュV P：ペルー空軍用。
  • ミラージュV Aマラー：ペルーから輸入されたミラージュVPをアルゼンチンが改修したもの
  • ミラージュV COAM/CODM：コロンビアの近代化改修型。
  • ミラージュ50：VFをベースにエンジンなどを強化した性能向上型。シラノIVレーダーを搭載。
  • ミラージュ50CN/DN：チリ空軍用の能力向上型。
  • ミラージュ50FNパンテーラ：チリ空軍がCN/DNをクフィルの技術で改良したもの。
  • ミラージュ50EV/DV：ベネスエラの近代化改修型。
  • ネシェル：ミラージュV Fをイスラエルがコピーしたもの。
  • ダガー：ネシェルの輸出型の名称。
  • ミラン：スイスに提案された性能向上型。採用ならず。
*1 後にイスラエルは産業スパイの得た情報を基にしたコピー品のネシェルを生産した。クフィルの登場後は中古機がアルゼンチンに輸出され、1982年のフォークランド紛争にも参加した。

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