*&ruby(みにっとまん){【ミニットマン】}; [#b474017a]
minute man.~
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+18世紀末、アメリカ独立戦争で[[クーデター]]側に与した[[民兵]]。~
「招集されたら[[ライフル]]を持って1分で駆けつける男(minute man)」と謂われた。~
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幼少から狩猟に親しむ移民出身者が大半を占め、[[狙撃手]]・[[ゲリラ戦]]に優れた適性を見せた。~
独立戦争における英雄達の異名であるため、後世まで合衆国に広く語り継がれる事となった。~
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+1960年代に創設されたアメリカの極右団体。~
「ミニットマン」を名乗るのは過去の英雄に肖っての事で、特に歴史的経緯はない。~
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国境警備隊の補助と称してメキシコとの国境で巡回を行っている。~
不法入国者に対する殺人などの容疑で当局の監視下に置かれており、公的に認められてはいない。~
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いわゆる人種差別的団体ではなく、基本的には不法越境者のみを問題とする。~
「正式な手続きに則っての入国は問題ない」としており、移民出身の構成員もいる。~
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+Boeing LGM-30(B-80((就役当初の形式名。当時は[[ミサイル]]という兵器の分類がまだ固まっていなかったため、暫定的に「[[無人>無人機]][[爆撃機>爆撃機]]」という名目にされていた。))) Minuteman.~
[[アメリカ空軍]]が装備・運用する[[大陸間弾道ミサイル]]。~
開発・生産は[[ボーイング]]社が受け持った。~
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現在、本ミサイルは空軍地球規模攻撃軍団（GSC）隷下の「第20空軍」所属部隊に配備され、同じGSC隷下の「第8空軍」が運用する[[戦略爆撃機]]（[[B-52]]・[[B-1]]・[[B-2]]）、及び[[海軍>アメリカ海軍]]が[[弾道ミサイル原潜>戦略潜水艦]]に搭載して運用する[[SLBM>弾道ミサイル]]と共に、アメリカの[[核抑止力>抑止力]]を構成する兵器として使われている。~
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1960年代に就役して以後、長らくGSCの前身である「戦略航空軍団(SAC)」の主力弾道ミサイルとして、アメリカ国内各地のミサイルサイロに配備されて[[核戦争]]に備えていたが、原設計が1950年代と古いことから、後継機となる「LGM-118A『ピースキーパー』」の就役に伴って1990年代に退役する予定であった。~
しかし、[[冷戦]]の終結や核軍縮に伴って「ピースキーパー」の方が先に退役してしまったため、現在でも「アメリカ軍唯一の地上発射型ICBM」として実戦配備されており、2020年頃まで運用される予定だという。~
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【スペックデータ】~
|全長|ミニットマンI：16.45m（LGM-30A）/17.0m（LGM-30B）&br;ミニットマンII/III：18.2m|
|直径|ミニットマンI：1.88m&br;ミニットマンII：1.8m&br;ミニットマンIII：1.68m（第1段）/1.32m（2段目・3段目）|
|発射重量|29,500kg（ミニットマンI）&br;31,746kg（ミニットマンII）&br;35,300kg（ミニットマンIII）|
|射程|ミニットマンI：10,000km&br;ミニットマンII：12,500km&br;ミニットマンIII：13,000km（Mk12 RV）/11,300km (Mk12A RV）|
|命中精度|ミニットマンI：不明&br;ミニットマンII：200m [[CEP>半数必中界]]&br;ミニットマンIII：280m（Mk12 RV）/120m (Mk12A RV）CEP|
|推進方式|3段式固体推進[[ロケットモーター>ロケットエンジン]]|
|[[エンジン]]|チオコール Tu-122（1段目）&br;エアロジェット・ジェネラル SR-19-AJ-1（2段目）&br;エアロジェット/チオコール SR-73AJ-1（3段目）|
|[[ペイロード]]|Mk5またはMk11再突入体×1基（ミニットマンI）&br;Mk11再突入体×1基（ミニットマンII）&br;Mk12またはMk21再突入体×3基（ミニットマンIII）|
|弾頭|いずれも核弾頭&br;ミニットマンI：W56（1963年〜1993年）W59（1962年〜1969年）&br;ミニットマンII：W56（1963年〜1993年）&br;ミニットマンIII：W62（1970年〜）W78（1979年〜）W87（2006年〜）|
|誘導方式|[[慣性誘導>慣性航法装置]]|
|発射方式|地下ミサイルサイロ|
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【バリエーション】~
-LGM-30A/B「ミニットマンI」：初期型。~
-LGM-30F「ミニットマンII」：エンジンや誘導装置を改良した型。~
-LGM-30G「ミニットマンIII」：最終型。弾頭が[[MIRV]]方式になった。~
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