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*&ruby(みっどうぇい){【ミッドウェイ】}; [#i8c7d288]
CVB-41 USS Midway(後にCVA-41、CV-41)~
北太平洋に浮かぶアメリカ領の島「ミッドウェイ島」(原義)。~
[[アメリカ海軍]]の[[航空母艦]]の名前として二度、用いられた。~

**護衛空母(CVE-63) [#o7dfe199]
USS Midway→St.Lo(CVE-63).~
~
「カサブランカ」級[[護衛空母]]の9番艦。~
1943年1月23日にカイザー造船所で起工。~
当初「チャピン・ベイ」という名前で発注されたが、建造途中に「ミッドウェイ」に変更され、1943年8月に進水し、1943年10月就役。~
1944年10月に艦名を後述の大型空母に譲り「セント・ロー」と改名するが、同月の[[レイテ沖海戦]]で[[日本軍]]の[[特攻機]]に突入され、撃沈させられた。~

**大型空母(CVB-41) [#o714056a]
USS Midway(CVB-41(後にCVA-41、CV-41))~
ミッドウェイ級[[航空母艦]]の一番艦。艦名は1942年6月の[[ミッドウェー海戦]]に由来する。~
姉妹艦に「フランクリン・D・ルーズヴェルト(CVB-42)」「コーラル・シー(CVB-43)」の2隻があった。~
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1941年の[[真珠湾攻撃]]で、日本海軍の空母[[機動部隊]]によって主力[[戦艦]]の多数を撃沈されるという屈辱を受けたアメリカ海軍が、その雪辱を果たすため威信を懸けて建造した[[大型空母]]である。~
1941年の[[真珠湾攻撃]]で、日本海軍の空母[[機動部隊]]によって主力[[戦艦]]の多数を撃沈されるという屈辱を受けた[[アメリカ海軍]]が、その雪辱を果たすため威信を懸けて建造した[[大型空母]]である。~
しかし進水は1945年3月20日、就役は同9月10日という、[[太平洋戦争]]に「間に合わなかった」空母でもある。~
米海軍初の、[[飛行甲板]]に[[装甲]]を張り巡らせた空母((日本海軍では「大鳳」「信濃」が飛行甲板を装甲化していた。))としても知られる。~
排水量を大きくして[[飛行甲板]]を拡大する一方、[[アイランド]]を薄型にして100機以上のレシプロ機を搭載することができたが、艦の搭載力が管制能力を超えてしまったため、就役当初はオーバースペックと評価された。~
米海軍初の、[[飛行甲板]]に[[装甲]]を張り巡らせた空母((日本海軍では「大鳳」「[[信濃]]」が飛行甲板を装甲化していた。))としても知られる。~
排水量を大きくして[[飛行甲板]]を拡大する一方、[[アイランド]]を薄型にして100機以上のレシプロ機を搭載することができたが、艦の搭載力が[[管制]]能力を超えてしまったため、就役当初はオーバースペックと評価された。~
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しかし、[[朝鮮戦争]]に前後して[[艦載機]]がジェット化すると、大型の機体を運用するには都合がよいとして再評価された。~
また[[原子爆弾]]を搭載した[[P2V>P-2]][[哨戒機]]を[[JATO]]で離艦させる((ただし着艦はできないため、目標近くの友好国へ着陸するか、または制海権内で不時着水する必要があった。))という、戦略兵器としての側面も持ち合わせていた。~
しかし、[[朝鮮戦争]]に前後して[[艦載機]]がジェット化されると、大型化した機体を運用するには都合がよいとして再評価された。~
また、[[原子爆弾]]を搭載した[[P2V>P-2]][[哨戒機]]を[[JATO]]で離艦させる((ただし着艦はできないため、目標近くの友好国へ着陸するか、または[[制海権]]内で不時着水する必要があった。))という、戦略兵器としての側面も持ち合わせていた。~
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とはいえ、レシプロ時代の直甲板ではジェット機の運用に不都合であったため、1955年から1957年にかけて大改修が施され、[[斜め飛行甲板]]や[[蒸気カタパルト>カタパルト]]、[[ミラーランディングシステム]]といったジェット時代の空母装備が追加された。~
また当初は5インチ[[艦載砲]]などの火器を有していたが、徐々に撤去され、[[ファランクス]]や[[シースパロー>RIM-7]]へ置換されていった。~
また、当初は5インチ[[艦載砲]]などの火器を有していたが、徐々に撤去され、[[ファランクス]]や[[シースパロー>RIM-7]]へ置換されていった。~
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1965年から[[ベトナム戦争]]へ参戦。[[エセックス]]級では扱えない[[F-4]]などの強力な機体を運用した。~
その後第2次改修を受け、1973年以降は日本の横須賀基地を母港とした。~
[[航空母艦]]が母国以外の港を母港とすることは極めて画期的なことだった。~
その後第2次改修を受け、1973年以降は日本の[[横須賀基地>横須賀基地(アメリカ軍)]]を母港とした。~
([[航空母艦]]が母国以外の港を母港とすることは極めて異例のことだが、この横須賀母港化は後に引き継がれてゆく((2019年現在は[[ロナルド・レーガン(CVN-76)>ニミッツ(航空母艦)]]が横須賀を母港としている。)))~
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しかしながら、「[[フォレスタル]]」級以後のいわゆる[[スーパーキャリアー]]とは異なり、[[A-5]]や[[F-14]]といった大型の[[艦載機]]を運用することができず、活躍の場を徐々に狭めていくこととなる。~
1986年に[[F-4]]や[[A-7]]が引退した後は第3次改修を受け、[[F/A-18]]を主な搭載機としたが、その頃には老朽化が深刻であり、艦齢46を数える1991年、[[湾岸戦争]]へ参戦した後に退役した。~
なお同型艦の「フランクリン・ルーズヴェルト」は1977年に退役、[[エレベーター]]の配置を改良された「コーラル・シー」も1990年に退役している。~
**スペックデータ [#daaa9ad4]
なお、同型艦の「フランクリン・D・ルーズヴェルト(CV-42)」は1977年に退役、[[エレベーター]]の配置を改良された「コーラル・シー(CV-43)」も1990年に退役している。~

|>|CENTER:''スペックデータ''|
|主造船所|[[ニューポート・ニューズ]](CV-41・CV-43)&br;ニューヨーク海軍造船所(CV-42)|
|[[基準排水量]]&br;(就役時/改装後)|45,000t/52,500t|
|[[満載排水量]]&br;(就役時/改装後)|60,000t/65,200〜74,000t|
|全長(就役時/改装後)|295m/298.4m|
|全幅(就役時/改装後)|34.4m/41.5m(最大幅 72.5m)|
|吃水(就役時/改装後)|10.1m/10.7m|
|機関|ウェスティングハウス式[[蒸気タービン]]4基4軸推進(212,000 hp (158 MW))|
|最大速力|33ノット|
|航続距離|11.520海里(15ノット時)|
|全長&br;(就役時/改装後)|295m/298.4m|
|全幅&br;(就役時/改装後)|34.4m/41.5m(最大幅:72.5m)|
|吃水&br;(就役時/改装後)|10.1m/10.7m|
|主缶|フォスター・ホイーラー(Foster Wheeler)式罐・重油焚×12基&br;(圧力43kgf/cm² (610psi)、温度454℃)|
|[[主機>エンジン]]|[[ウェスティングハウス]]式[[蒸気タービン]]×4基&br;[[GE>ジェネラルエレクトリック]]製蒸気タービン×4基(CV-42)&br;推進器×4軸|
|出力|212,000hp(158MW)|
|最大速力|33[[ノット]]|
|[[航続距離]]|15,000[[海里]](15ノット巡航時)&br;9,500海里/20ノット(SCB-110改装後)|
|乗員|士官・兵員4,104名|
|兵装|Mk16 54口径5インチ(127 mm)砲18門、ボフォース4連装40mm機関砲21門、&br;エリコンFF 20mm機関砲68門&br;改装後 Mk25 GMLS 8連装[[シースパロー>RIM-7]]ランチャー2基、[[ファランクス]][[CIWS]]2〜3基|
|搭載機|130機(計画)/100機(実際) ジェット機65機〜68機|
|兵装|竣工時(改装で撤去):&br;Mk.39 54口径5インチ(127mm)単装砲×18門&br;ボフォース 40mm機関砲×4連装21門&br;エリコンFF 20mm機関砲×68門&br;Mk.33 50口径3インチ(76mm)単装速射砲×9基(1940年代末)&br;&br;改装後:&br;Mk25「GMLS」8連装[[短SAM>地対空ミサイル]]発射機×2基([[シースパロー>RIM-7]]を装備)&br;[[ファランクス]][[CIWS]]×2〜3基|
|[[C4Iシステム>C4I]]|海軍戦術情報システム(NTDS)(CV-41(SCB-101/66改装後))|
|[[GFCS>火器管制装置]]&br;(竣工時)|Mk.37 GFCS×4基|
|[[レーダー]]&br;(1980年頃)|[[AN/SPS-48C>AN/SPS-48]]三次元レーダー&br;[[AN/SPS-49]]長距離捜索用レーダー|
|[[電子戦]]装備&br;(1990年時点)|[[AN/WLR-1]][[電波探知装置>ESM]]&br;AN/WLR-10/11[[レーダー警報受信機>レーダー警戒受信機]]&br;Mk.36 SRBOC(Mk.137 6連装[[デコイ]]発射機×4基)&br;AN/SLQ-17[[電波妨害装置>ECM]](CV-41)&br;[[AN/ULQ-6]]電波妨害装置(CV-43)|
|航空設備|H4-1型油圧[[カタパルト]]×2基&br;Mk.5-0型[[アレスティングギア]]&br;[[エレベーター]]×3基&br;(インボード式×2基(前後)、アウトボード式×1基(艦中部アイランド対側))|
|>|CENTER:搭載機|
|搭載数|130機(計画)/100機(実際)ジェット機65機〜68機|
|計画|[[F4U-4>F4U]]、[[SB2C]]、[[F6F-5N/5P>F6F]]|
|就役時|[[F6F]]、[[F4U]]、[[SB2C]]、[[TBM]]|
|[[朝鮮戦争]]前後|[[F8F]]、[[F9F>パンサー]]、[[FH-1]]、[[F2H>F-2]]、[[FJ-1>F-86]]、[[FR]]、[[F3D]]、[[AD>A-1]]、[[A3D>A-3]]、[[AM>AM-1]]、[[AJ>A-2]]、&br;[[HO3S>H-5]]、HUP|
|[[アングルドデッキ]]化後|[[F3H]]、[[F4D]]、[[F8U>F-8]]、[[A4D>A-4]]、[[WF>E-1]]|
|1960年代〜[[ベトナム戦争]]時|[[F-4]]、[[A-6]]、[[A-7]]、[[E-2]]、[[UH-2>SH-2]]、[[SH-3]]|
|ベトナム戦争後|[[F/A-18A〜D>F/A-18]]、[[EA-6B>EA-6]]、[[RF-4B>F-4]]|
~
**同型艦 [#y6021b3a]
,艦番号,艦名,主造船所,起工,進水,就役,退役
,CV-41,USS Midway,ニューポート&br;・ニューズ,1943.10.27,1945.3.20,1945.9.10,1992.4.11
,CV-42,USS Franklin D. Roosevelt,ニューヨーク&br;海軍造船所,1943.12.1,1945.4.29,1945.10.27,1977.9.30
,CV-43,USS Coral sea,ニューポート&br;・ニューズ,1944.7.10,1946.4.2,1947.10.1,1990.4.26
|>|>|>|>|>|CENTER:''同型艦''|
|艦番号|艦名|起工|進水|就役|退役|
|CENTER:CVB-41&br;↓&br;CVA-41&br;↓&br;CV-41|ミッドウェイ&br;(USS Midway)|1943.10.27|1945.3.20|1945.9.10|1992.4.11|
|CENTER:CVB-42&br;↓&br;CVA-42&br;↓&br;CV-42|フランクリン・D・ルーズヴェルト&br;(USS Franklin D. Roosevelt)|1943.12.1|1945.4.29|1945.10.27|1977.9.30|
|CENTER:CVB-43&br;↓&br;CVA-43&br;↓&br;CV-43|コーラル・シー&br;(USS Coral sea)|1944.7.10|1946.4.2|1947.10.1|1990.4.26|
|CV-44|>|>|>|>|CENTER:予算の承認を得られず1943年1月11日キャンセル|
|CVB-56|>|>|>|>|CENTER:予算の承認を得られず1945年3月27日計画中止|
|CVB-57|>|>|>|>|~|
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