【マンストッピングパワー】(まんすとっぴんぐぱわー)

man-stopping power
銃弾が人体や動物といった目標に命中した際、それを打ち倒す能力のこと。人体打撃力、人体抑止力とも言われる。
デストラクションパワーと同様に客観的な数値表現が困難であり、混同されることも多い。
一般に、デストラクションパワーの優れる弾丸はマンストッピングパワーも優れるが、マンストッピングパワーの優れた弾丸がデストラクションパワーに優れるとは限らない。
後者の代表として、.45ACPのように大口径で低速の弾丸が挙げられる。

CQB市街戦?など近距離の銃撃戦では、目標を殺傷するよりも、まず目標の戦闘力を奪うことが優先される場合がある。
そのとき、小口径で高速の小銃弾は、目標命中後の挙動が不安定になりデストラクションパワーが優れるが、場合によっては貫通してしまいマンストッピングパワーに欠ける場合がある。
その場合、重い弾丸などで目標を倒すマンストッピングパワーが重視され、小口径の突撃銃に替わり大口径のバトルライフルが再度注目されるようになった。


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS