【マルチエアポート】(まるちえあぽーと)

Multi Airport.

航空旅客輸送において、同一の都市もしくは地域に所在する複数の空港飛行場をひとつの「仮想的な」空港とみなして取り扱う概念。
または、そのようにみなされた個々の空港飛行場のこと。

これに指定された空港飛行場に発着するフライトは、そのエリア内のいずれに発着するとしても運賃は同一となる。
また、航空券の振り替えも可能になっており、予約の変更ができる航空券であれば購入後に乗降地や航空会社を変更することができる。

日本ではIATA(国際航空運送協会)によって東京・名古屋・大阪の3つのエリアがマルチエアポートとして認められている。
また、この他にも航空会社の裁量によって指定されているものもある。

日本のマルチエアポート

IATA公認

東京
東京国際空港成田空港
名古屋
中部国際空港名古屋飛行場
大阪*1
大阪国際空港関西国際空港神戸空港

日本独自のもの

札幌(航空会社の区別なし)
新千歳空港丘珠空港*2
福岡(日本航空グループ・全日本空輸・スターフライヤー)
福岡空港・北九州空港・佐賀空港
北陸(全日本空輸)
富山空港・小松空港能登空港
広島(全日本空輸)
広島空港・岩国飛行場

*1 このエリアには他に八尾空港もあるが、定期便の発着がないため除外されている。
*2 ただし、道外空港との間の定期便は現在就航していない。

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