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*&ruby(まっは){【マッハ】};
Mach. ~
物質中を伝播する音の速さを基準とした速度の単位。[[音速]]。 ~
物質中を伝播する音の速さを基準とした速度の単位。音速。 ~
大気中であっても[[高度]]や[[気温]]、[[気圧]]などにより多少変動する。1気圧・0℃・高度0m・乾燥した状態でのマッハ1は時速1225.058km/hである。 ~
世界ではじめて[[音の壁]]を超えたのは、公式記録上ではアメリカの[[X-1]]型[[ロケット]]実験機の[[テストパイロット]]であった[[チャールズ・イェーガー]]中尉(1947年10月14日、マッハ1.05)であるが、[[第二次世界大戦]]の末期にドイツのロケット機が[[音速]]を突破していたという非公認の記録もある。 ~
世界ではじめて音の壁を超えたのは、公式記録上ではアメリカの[[X-1]]型ロケット実験機のテストパイロットであった[[チャールズ・イェーガー]]中尉(1947年10月14日、マッハ1.05)であるが、[[第二次世界大戦]]の末期にドイツのロケット機が音速を突破していたという非公認の記録もある。 ~
以降も速さを追求する研究は続き、1967年には[[ウィリアム・J・ナイト]]大尉が[[X-15]]型ロケット実験機によりマッハ6.70という、有人[[航空機]]では史上最高速の記録を樹立している。 ~

しかし、最先端技術を惜しげもなくつぎ込まれる[[戦闘機]]の最高速度はマッハ2.0〜2.5といったところである。これは、マッハ2で飛べるということは特に空中機動戦では必要ではなく、またそれだけの速度を出すにはアフターバーナーなどを駆使するために大量の燃料を消費し、航続距離などが低下してしまうためである。さらに高速度では[[熱の壁]]が障壁として立ちふさがり、現状これを打開する手段がない。
しかし、最先端技術を惜しげもなくつぎ込まれる[[戦闘機]]の最高速度はマッハ2.0〜2.5といったところである。これは、マッハ2で飛べるということは特に空中機動戦では必要ではなく、またそれだけの速度を出すにはアフターバーナーなどを駆使するために大量の燃料を消費し、航続距離などが低下してしまうためである。

一方で、1960年代前半にアメリカで開発された[[SR-71]]はマッハ3.5(推定)の速度で飛翔することが出来る[[超音速]]高高度[[偵察機]]である。[[SR-71]]はこの飛行性能により退役するまでの25年間に撃墜されることなく主力[[偵察機]]の地位にあり続けた。


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