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*&ruby(まぐなむ){【マグナム】}; [#i851407a]
Magnum~
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+[[アメリカ空軍>USAF]]における[[対レーダーミサイル]]発射時のコール。~
このような逸話がある。[[湾岸戦争]]において、[[爆撃]]任務を負った米空軍機が途中、[[地対空ミサイル]]管制用[[レーダー]]から捕捉された。しかし周りには[[対レーダーミサイル]]を持った友軍機が無かった。そこで捕捉されたパイロットは無線で一言「マグナム!」とコールした。するとたちまちその[[レーダー]]からの電波照射が止まったのだ。~
嘘のような話だが、実際の体験談に基づいた話である。~
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関連:[[ワイルドウィーゼル]] [[AGM-88]]~
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+マグナム弾、マグナム銃~
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本来はフランス語の酒(ワイン)を入れる大瓶(約1.5リットル)の意味だが、大[[口径]]で威力があるライフル弾を宣伝するために使われるようになったのが始まりで、その後、火薬量を増やして威力を強化した弾丸を普通の弾丸と比較してマグナム弾、またはマグナム系などと呼ぶようになった。また、"Colt Python .357 Magnum"、"Smith & Wesson M29 .44 Magnum"など、それを用いることのできる銃にもマグナムが付いている。~
現在では大口径だけではなく小口径でも火薬量を増やした弾丸もあり、これらもマグナム弾と呼ばれる。
ラテン語で「大きい」を意味するmagnusの中性形。転じて比較的大きく威力の高い弾丸を指すようになった((ちなみに、フランス語でも約1.5リットルの大きな酒瓶を意味する言葉として使われる。))。~
黒色火薬の時代には「エクスプレス・カートリッジ」、無煙火薬の時代には火薬の組成から「ニトロ・エクスプレス」と呼ばれており、マグナムと呼ぶようになったのは1920年代から((イギリスの銃メーカーであるホーランド&ホーランド社が自社開発の[[小銃弾]]に.300H&H Magnumと名付けた。))。~
当初は大[[口径]][[小銃弾]]を指していたが、S&W社が.[[拳銃弾]]の357Magnum((.38スペシャル弾の薬莢を約3.5mm延長して火薬を増量させたもの。))を発表して以降は火薬を増量した弾薬全般を指す語になっている。~
また、同様の慣例としてマグナム弾を装填できる銃の事もマグナム、マグナム銃と呼ばれている。


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