【マークスマンライフル】(まーくすまんらいふる)

DMR(Designated Marksman Rifle)

狙撃銃のうち、突撃銃としての使用も想定して設計されたもの。
バトルライフルなど高精度の自動小銃にスコープや二脚を装着している場合が多い。
最初からこの目的で設計された銃としてはSVD(ドラグノフ)が有名。

マークスマンとは射撃の名手を意味し、特にDesignated Marksmanは歩兵の中でも狙撃技能を選抜訓練された「選抜射手」を指す。
選抜射手は歩兵部隊の一員として行動し、突撃銃の射程外にいる敵の排除を担当する。
狙撃手として待ち伏せを行う事も想定されるが、常にそのような運用が可能だとは考えない。

このため、有効射程を損なわないまま、可能な限り小型軽量である事が求められる。
また、少なくともセミオート、可能であればフルオートでの射撃が可能である事も求められる。
じっくりと狙いを定める時間的余裕を期待しないため、速射性に難のあるボルトアクションは忌避される。

主なマークスマンライフル

  • G3/SG1(ドイツ・G3ベース)
  • M14DMR、M21、M39EMR(アメリカ・M14ベース)
  • SR-25(アメリカ・AR-10およびAR-15を改設計)
  • 64式狙撃銃(日本・64式小銃ベース)
  • SVD

M39EMR1280.jpg
(M39EMR)


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