• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(へるめっと・まうんてっど・さいと){【ヘルメット・マウンテッド・サイト】};

Helmet Mounted Sight~
*&ruby(へるめっと・まうんてっど・さいと){【ヘルメット・マウンテッド・サイト】}; [#ne00ea1f]
Helmet Mounted Sight.~
~
[[戦闘機]]などの照準(サイト)を、[[パイロット]]のヘルメットにつけてしまうことにより、機体が目標を正面に捉えていなくとも[[ロックオン]]でき、またし続けることができるようにしたもの。~
兵装の[[火器管制装置]]と電子的に接続されるヘルメット。~
~
ヘルメットに映像を投影できる装置を組み込んで、ハーフミラーに照準(サイト)や関連する情報を映し出し、[[パイロット]]が見た方向が即ち照準であるかのようになる。~
コックピットに固定されている従来型の照準器では、[[ドッグファイト]]など近距離で激しい[[機動]]を伴う戦闘で目標を[[ロックオン]]するのは非常に困難である。 また、追跡している目標が急に大きく[[機動]]した場合は、せっかくの[[ロックオン]]が外れてしまう場合があることから開発された。~
ただし、ヘルメット・マウンテッド・サイトだけでなく、それに対応した[[オフボアサイト能力]]を有する武装([[ミサイル]])も必要である。~
液晶パネルやホログラフなどで計器情報を表示し、首を動かさずに計器を参照できるようにする。~
また、[[レーダー]]などの走査を視線方向に追随させ、側面の敵を[[ロックオン]]する事もできる。~
これらの機能により、[[ドッグファイト]]における[[マニューバー]]と攻撃を両立させる事ができる。~

>この技術の登場以前、航空機載兵装はほぼ正面にしか[[ロックオン]]できなかった。~
このため、[[ミサイル万能論]]の時代でも[[ドッグファイト]]に持ち込まれれば[[機関砲]]での被[[撃墜]]があり得た。

実態は[[サイバネティックス]]に基づく高度な機体運用システムであり、ヘルメットは操作端末に過ぎない。~
センサー類や火器類も幅広い可動域を確保され電子的制御が可能でなければならない。~
特に[[ミサイル]]類は必ず[[オフボアサイト]]攻撃能力を保有している必要がある。~
~
関連:[[JHMCS]]


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS