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*&ruby(ぶろーにんぐえむつー){【ブローニングM2】};
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1933年に[[アメリカ軍]]に採用されてから現在に至るもなお現役の傑作[[重機関銃]],
Browning's M2 .50cal Heavy Machinegun の通称。~
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銃器の弾丸は火薬の進化によって少口径、高初速化が進んでいたが、[[第一次世界大戦]]において戦車や航空機が続々と登場し始めると絶対的な威力不足が露呈することとなった。
新機関銃に対するアメリカ軍の要求は非常に厳しいもので開発は難航したが、コルト社の John.M.Browning によって開発が進められていたM1機関銃が幾度の改良を重ねた結果、1921年に遂にM1921としてアメリカ陸軍に採用されることとなった。 しかし、大戦は既に終結し、アメリカでも軍縮のあおりを受けM1921の生産は少数に留まり、陽の目を見ることのないまま軍とコルト社双方で細々と改良が続けられることとなった。~
銃器の弾丸は火薬の進化によって小口径、高初速化が進んでいたが、[[第一次世界大戦]]において戦車や航空機が続々と登場し始めると絶対的な威力不足が露呈することとなった。
新機関銃に対する[[アメリカ軍]]の要求は非常に厳しいもので開発は難航したが、コルト社の John.M.Browning によって開発が進められていたM1機関銃が幾度の改良を重ねた結果、1921年に遂にM1921としてアメリカ陸軍に採用されることとなった。 しかし、大戦は既に終結し、アメリカでも軍縮のあおりを受けM1921の生産は少数に留まり、陽の目を見ることのないまま軍とコルト社双方で細々と改良が続けられることとなった。~
1930年代初め、軍では簡単な部品交換で左右どちらからでも給弾できる仕組みに改良を施した。これにより様々な兵器に搭載することが可能になり、さらにコルト社が構造を簡素にして軽量化したモデルを開発したことで使い勝手が良くなり、これがM2として採用されることとなった。
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[[第二次世界大戦]]にアメリカが参戦したことでM2は大量に生産され、大戦中だけでも200万挺以上が生産された。 アメリカのほとんどの[[戦闘機]]に搭載され、日本でも開戦前に購入したM2を参考にして開発された機関銃が初期の[[隼]]や[[五式戦闘機]]に採用されるなどした。~
現在では日本を含めて西側の多くの国で採用されており、また様々な用途向けに派生したバージョンが多数存在している。開発から既に80年以上が経過していることから、たびたびその必要性や代替品について議論がおこるが、皮肉にも実戦の度に重要性が再認識されるという。後継の開発もことごとく頓挫していることから、当分の間は現役であり続けるであろう。~
自衛隊でも採用されており、「12.7mm重機関銃M2」と呼ばれている。~
[[自衛隊]]でも採用されており、「12.7mm重機関銃M2」と呼ばれている。~
但し、故障の少ない同銃であるが、自衛隊に納入された[[ライセンス生産]]したものは、[[警察予備隊]]時代に[[アメリカ軍]]から供与されたもののほうが故障が少ない、との情報がある。~
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参考リンク(http://rightwing.sakura.ne.jp/jgsdf/infantry/12.7mg-m2/12.7mg-m2.html)~
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