【ブルパップ】(ぶるぱっぷ)

Bullpup.

  1. 突撃銃短機関銃などの個人火器において、機関部をグリップよりも後ろ(主にストックの中)に配置したもの。
    機関部を後ろにすることで、全長をコンパクトにしたり、銃身を長くして命中精度を高めたりすることができる。

    反面、排莢口が銃床部に配置されるため、薬莢が邪魔になったり、回転不良を起こしたりする恐れが大きい。
    特に排莢口が右側面に固定されているモデルでは、左肩に構えることができない。
    左利き射手のために切り替えが可能なモデルも存在するが、とっさにスイッチすることはできず、コンパクトであるにもかかわらずCQBや市街戦では不利となる。
    また機関部が射手の頭部に近いため、鼓膜を傷めるリスクも大きい。
    FA-MAS?AUGL85P90など、近年のヨーロッパ製火器によく見られる。

  2. 1950年代にアメリカで開発された空対地ミサイル・AGM-12*1の愛称。

*1 当初は無人爆撃機として「B-83」の型式が与えられていた。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS