【ブルー・リッジ】(ぶるー・りっじ)

USS Blue Ridge(LCC-19).

アメリカ海軍が保有・運用する揚陸指揮艦
艦名はアメリカ東部のブルー・リッジ山脈にちなんでいる。
同型艦として、「マウント・ホイットニー(USS Mount Whitney,LCC-20)」がある。

現在、本艦は第7艦隊旗艦として、横須賀港を母港とし、第7艦隊司令官(海軍中将)が座乗している。

姉妹艦「マウント・ホイットニー」は第6艦隊の旗艦を務めている。

本艦は1969年にフィラデルフィア海軍造船所で竣工、1970年に就役し、サンディエゴを母港とした。
就役後、1979年まで第7艦隊の揚陸部隊の旗艦として西太平洋に展開し、ベトナム戦争などで活躍した。

1979年10月に横須賀港へ母港を移し、毎年西太平洋やインド洋での軍事演習に参加している。
また1991年の湾岸戦争では、「砂漠の盾作戦」・「砂漠の嵐作戦」の旗艦として9ヵ月半参加し、2011年の東北地方太平洋沖地震では寄港先のシンガポールから日本へ補給物資を輸送した(トモダチ作戦)。

スペックデータ

満載排水量18,400t
全長194m
全幅32.9m
吃水8.8m
推進方式ギヤードタービン方式
機関バブコック&ウィルコックス社製ボイラー×2基
GE蒸気タービン×1基(出力22,000hp)
推進器×1軸
速力23ノット
航続距離13,000海里(16ノット時)
乗員乗組員:821名
司令部要員:253名
揚陸部隊:700名
兵装Mk.33 3インチ(76mm)連装砲×2基
※就役時装備。後に撤去
シースパローSAM 8連装発射機×2基
※同上
Mk.15 20mmCIWS×2基
Mk.38「ブッシュマスター」25mm単装機関砲×2門
M2 12.7mm機関銃×数挺
対抗装備Mk.36 SRBOCデコイシステム
(Mk.137チャフフレア発射機)
航空機搭載能力なし
ヘリコプターの発着艦スペースあり。後部マスト左右に2機露天駐機可能。)
モットーFinest in the fleet

同型艦

艦番号艦名主造船所起工進水就役母港
LCC-19ブルー・リッジ
(USS Blue Ridge)
フィラデルフィア
海軍造船所
1967.2.271969.1.41970.11.14横須賀
LCC-20マウント・ホイットニー
(USS Mount Whitney)
ニューポート
・ニューズ
1969.01.081970.01.081971.01.16ガエータ
イタリア



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