*&ruby(ふらんすぐん){【フランス軍】}; [#x55df13c]
フランス共和国が保有する[[軍隊]]。~
[[陸軍]]、[[海軍]]、[[空軍]]そして[[国家憲兵隊>憲兵]]の4軍からなり、総兵力は約43万。~
以前は[[徴兵制]]が存在していたが、2001年に廃止され現在は志願制となっている。~
ただ男女を問わず一定年齢に達すると[[予備役]]の登録を行わなければならない。~
全軍制服組のトップは統合参謀総長。

**陸軍 [#ted0f769]
2010年現在現役兵約123,100人、文民28,500人、予備役18,350人からなり、これはEU諸国内最大規模を誇り、[[NATO>北大西洋条約機構]]加盟国内でも[[アメリカ>アメリカ軍]]、トルコに次ぐ第3位の規模。
陸軍制服組のトップは陸軍参謀総長。~
兵科は「[[歩兵科>歩兵]]」、「[[海兵科>海兵隊]]」、「[[機甲騎兵科>機甲部隊]]」、「[[工兵科>工兵]]」、「山岳猟兵科」、「[[補給科>兵站]]」、「[[輜重科>輜重]]」、「通信科」、「[[陸軍憲兵科>憲兵]]」そして「外人部隊」がある。~
「外人部隊」は外国人の志願兵で構成される正規部隊で、将校は全員フランス国籍を有するが、下士官以下は基本的に外国人志願者で、外国籍の構成員はフランスの法律でフランス陸軍軍人の地位が与えられており、国際条約で禁止されている[[傭兵]]ではない。

**海軍 [#t089b073]
海軍は「海軍参謀本部」、「水上部隊」、「海軍管区」、「支援部隊」、「教育機関」の5つを基本軸として運用される。~
2007年現在現役兵約46,200人、文民10,300人が所属。~
海軍制服組のトップは海軍参謀総長。~
[[第二次世界大戦]]の教訓から独自の軍事態勢を維持し、[[戦略核兵器]]やアメリカ以外の国家で唯一の[[原子力空母]]「[[シャルル・ド・ゴール]]」、[[原子力潜水艦]]などを保持している。を保持している。~
またフランスは海外領土があるので、警備用として小型艦艇を太平洋・インド洋・カリブ海に展開している。~
海軍司令部はパリの総司令部、ブレストの大西洋艦隊司令部、トゥーロンの地中海艦隊司令部、シェルブールの英仏海峡小艦隊司令部が存在する。~
2011年現在、140隻の海軍艦艇を保有しており、この中でも弾道ミサイル搭載原子力潜水艦を運用する「戦略海洋部隊」は海軍における核戦力運用部隊として1960年代に創設され、2013年現在では10隻の[[原子力潜水艦]]と384発の[[SLBM>弾道ミサイル]]搭載核弾頭を持つ。~
また海軍の航空兵力である「海軍航空隊」も存在し、6,800人の人員と200機の航空機で構成されている。~
こちらの部隊もフランス核抑止力の一翼を担い、ASMP-A巡航ミサイル搭載核弾頭20発とこのミサイルを搭載できる「[[シュペルエタンダール]]攻撃機41機を保有している。

**空軍 [#rbc9398f]
空軍は国防規則に基づき、空軍参謀本部、実施部隊、空軍基地、人事局、役務の5つに区分されている。~
2007年時点で現役兵約63,600人、文民職員5,700人。~
925機以上の航空機や、((内訳は[[戦闘機]]117機、戦闘攻撃機110機、[[戦略爆撃機]]60機、[[偵察機]]43機、[[電子戦機]]2機、[[輸送機]]104機、[[空中給油機]]15機、[[練習機]]340機、その他無人機、捜索救難ヘリコプター6機、汎用ヘリコプター111機))、巡航ミサイルなどの各種ミサイルを保有し、本土や海外領土、そして旧フランス植民地国家に基地を設置し駐留している。~
~
また空軍において核兵器を運用する「戦略空軍」はフランスの核抑止力の第一体系として運用されている。~
1960年代に核抑止戦力として最初の[[ミラージュ>ミラージュ4]][[戦略爆撃機]]と[[KC-135]][[空中給油機]]およびAN-11核爆弾が実戦配備され、1971年から1996年まで地上発射式の弾道ミサイルが運用されていた。~
現在では[[ミラージュ2000N>ミラージュ2000]]戦略爆撃機とC-135FR空中給油機を装備し、2009年から空中発射型のASMP-A巡航ミサイルの運用が開始されており、現時点で45発の核弾頭を保有している。

**国家憲兵 [#h045f38a]
こちらはフランス国防・退役軍人省および内務省傘下にある。
1791年に国家憲兵隊が組織され、現在では陸軍・海軍・空軍に継ぐ第4の軍隊として運用されている。~
軍内の[[憲兵]]業務、暴徒鎮圧や海上治安維持、テロ対策、政府庁舎等の警備といった警備公安活動、犯罪捜査といった通常警察業務が主要任務で、フランス国家警察と並ぶフランスでの主要警察機関でもある。
また外国要人に対する儀仗任務も行い、2005年現在の人員は約10万4000人。

**海外駐留部隊 [#zc3fa6bb]
フランス軍は旧植民地を中心とした国家などに駐留し、常時約35,000名を展開している。~
-アメリカ大陸方面
--グアドループ常駐(アンティル諸島駐屯フランス軍)~
人員1,000名。1個海兵歩兵大隊、哨戒艇1隻、ヘリコプター1機他、国家憲兵隊800名が駐留。
--マルティニーク常駐(アンティル諸島駐屯フランス軍)~
人員3,200名。1個海兵歩兵連隊、[[フリゲート]]1隻、曳航船1隻、[[輸送機]]3機、ヘリコプター3機他、国家憲兵隊550名が駐留
--仏領ギアナ常駐(フランス領ギアナ駐屯フランス軍)~
人員3,800名。2個外人歩兵・海兵歩兵連隊、艦艇2隻、ヘリコプター7機他、国家憲兵隊800名が駐留。
-アフリカ大陸およびインド洋方面
--コートジボワール常駐/派遣~
人員1,950名。1個歩兵大隊が駐留。
--セネガル常駐~
人員1,150名。1個歩兵大隊、[[輸送機]]1機、[[偵察機]]1機、[[ヘリコプター]]1機が駐留。
--ガボン常駐~
人員1,150名。1個歩兵大隊、[[輸送機]]2機、[[ヘリコプター]]6機が駐留。
--チャド派遣~
人員1,550名。作戦用基地1か所に1個統合任務群が駐屯。
--中央アフリカ派遣~
人員1,200名。[[戦闘機]]6機、[[輸送機]]2機、1個歩兵中隊が駐屯。
--ジブチ常駐(ジブチ駐留フランス軍)~
人員1,900名。1個海外混成連隊、[[輸送機]]1機、[[戦闘機]]10機、ヘリコプター10機、海上哨戒機1機が駐留。
--マヨット常駐(南インド洋管区フランス軍)~
人員350名。1個歩兵分遣隊、2個義勇兵隊、国家憲兵隊300名が駐留。
--レユニオン常駐(南インド洋管区フランス軍)
人員4,000名。1個空挺連隊、国家憲兵隊1,050名、[[フリゲート]]2隻、[[輸送機]]2機、[[偵察機]]2機、[[ヘリコプター]]2機が駐留
--インド洋上~
海軍艦艇を中心に1,250名の人員が駐留している。
-中東方面
--アフガニスタン派遣~
人員2,300名が駐屯。
--アラブ首長国連邦派遣~
輸出兵器向け技術者を派遣。~
2009年、アブダビに陸海軍部隊最大500名の恒久基地を新設。~
また、2011年にジブチから1個旅団が移駐。~
戦闘機3機、榴弾砲6両が駐留。
--レバノン派遣
国連平和維持活動に人員1,750名を派遣。
-ヨーロッパ方面
--コソボ派遣~
コソボ治安維持部隊に人員2,100名を派遣。
--ボスニア・ヘルツェゴビナ派遣~
アルテア欧州連合部隊((欧州連合部隊はEU・欧州理事会の指揮下にある多国籍軍))に人員150名を派遣。
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参考資料:Wikipedia

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