【フラクショナル・オーナーシップ】(ふらくしょなる・おーなーしっぷ)

ビジネス機の所有形態のひとつ。
1984年、アメリカの「エグゼクティブ・ジェット・アビエーション」社*1によって始められた。

機体の所有権を複数の法人で共有し、各オーナーが出資額に応じた“利用時間”を取得する。
オーナーは自分が有する利用時間の範囲内でのみ、自由に機体を使用できる。

当初は需要の削減を招くものと考えられていたため*2、セールスマンから嫌われた。
しかし、実際にはビジネス機1機まるごと私有する動機/経済力のない顧客層が新たに開拓され、市場拡大に貢献。
現在ではビジネス機の所有形態として一般的なものとなりつつある。


*1 現在の「ネットジェッツ社」。
*2 今まで1機全てを所有していたオーナーが5分割されたフラクショナル・オーナーシップに切り替えれば、単純に考えて、機体納入数が5分の1に削減された事になる。

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