*&ruby(ふぉっかーいーわん){【フォッカーE.I】}; [#ha4cfae6]
[[第一次世界大戦]]期の1915年にドイツ、[[フォッカー]]社が製造した[[単葉>単葉機]]、単座の[[戦闘機]]。~
通称「アインデッカー（Eindecker((ドイツ語で単葉機を意味する。))）」~
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本機は、世界で初めて[[機関銃]]のプロペラ[[同調装置]]を装備し、安定的に前方への攻撃が可能になった。~
これにより、同世代の飛行機を遥かに凌駕する攻撃効率を持ち、従来の[[機関銃座>機関銃]]を持った[[偵察機]]ではなく、事実上世界最初の[[戦闘機]]となった。~
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飛行性能は従来の[[偵察機]]と比べて格段優れたものではなかったが、英仏の「武装した[[偵察機]]」では[[戦闘機]]である本機に全く歯が立たず、[[連合国]]の[[飛行機]]を一方的に[[撃墜]]しつづけた。~
[[連合国]]側が言う「[[フォッカーの災難]]」である。~
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しかし、連合国側も間もなくプロペラ[[同調装置]]を装備した[[戦闘機]]を開発することに成功。~
熾烈な[[戦闘機]]開発競争の中、本機はすぐに時代遅れとなった。~
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現在はロンドンのサイエンス・ミュージアムで保存されている。~
**スペックデータ [#madff285]
乗員：1名~
全長：6.77m~
全幅：8.51m~
全備重量：560kg~
エンジン：オーバーウーゼル U.0[[ロータリーエンジン]]（80HP）×1基~
最高速度：130km/h~
武装：パラベルム MG14 7.92mm機関銃×1門~
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