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*&ruby(びーむらいふる){【ビームライフル】}; [#d2f9d57e]
Beam rifle.~
[[小銃]]を模した、競技用の小型光線銃。~
更に小型の[[拳銃]]状のものは「ビームピストル」と呼ばれる。~
~
個人の銃火器所持が厳しく制限されているわが国で射撃スポーツを普及させるため、日本ライフル射撃協会によって開発されたものである。~
弾丸の代わりに[[赤外線]][[レーザー]]などのほぼ無害な光を発射するスポーツ競技用の[[小銃]]。~
類似品として、[[拳銃]]を模した「ビームピストル」も存在する。~
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[[装薬]]を発火させて実弾を飛ばす一般の[[銃>ガン]]と違い、所持や使用に特別な資格・免許は要らず、また、特別な射撃場も不要である(10m以上の射程距離を確保できればどこでも使用できる)ことから、身近な射撃スポーツ、あるいはライフル射撃の入門として普及している。~
実際の殺傷力がないため法的規制は皆無で、射程距離分の空間さえあれば射撃場などの設備も不要。~
スポーツ用品の常として多少の危険は存在するが、講習を受けマナーを守って使用すれば問題ない範囲内である。~
>日本ライフル射撃協会では「使用しないときは銃口にカバーをかけること」「標的以外の場所に照準してはならない」など、実銃と同様の注意を払って取り扱うことを啓発している。

銃規制の強い国にも射撃スポーツを普及させる目的で、日本ライフル射撃協会が開発したものである((日本での使用を念頭において開発されたが、[[紛争]]当事国や[[民兵]]組織を持つ国家を除けば総じて銃規制は強い。特にライフルは[[フルオート]]に次いで規制対象となりやすい。))。~
日本では1975年の三重国体(国民体育大会)から正式種目として採用されている他、陸上競技の一種目「近代五種((射撃の他にフェンシング((「ランキングラウンド」「ボーナスラウンド」に分かれている。))・水泳・障害馬術((「戦場で見ず知らずの馬に乗った」という体で、競技主催者が貸与する馬で行われる。2028年開催予定のロサンゼルスオリンピックから除外の予定。))・ランニング((クロスカントリー。現行のルールでは射撃と交互に行う「レーザーラン」として一種目にまとめられている。))の合計5種目を一人で行う競技。&br;  19世紀のフランスで、敵陣を突っ切って自軍に戦果を報告することを求められた[[騎兵]][[将校]]が「[[馬>軍馬]]で敵陣に乗り込み、銃と剣で敵を討ち倒し、川を泳ぎ渡り、丘を走り抜けて生還した」故事を基としている。))」でも2009年から採用されるなど、国際的にも普及が進みつつある。~

**架空の兵器として [#z748e11d]
なお、フィクション作品では「破壊的な光線」を放つ架空の[[兵器]]としてのビームガン(ビームライフル・ビームピストルなど)が登場する。~
実用性については疑問の余地も多いが、[[レーザー]]の破壊的応用は理論上可能であり、実際に研究が行われている。~
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ただし、銃の取扱には実銃やエアガン等と同様に「射撃時以外は銃口にカバーをすること」「標的以外の方向へ照準してはならない」など「決して玩具ではなく、実際の銃であるとの自覚を持つ」ことが広く啓発されている。~
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近年では、銃規制の厳しい他の国でも競技用銃として採用されたり、オリンピックの近代五種競技((一人でライフル射撃・フェンシング・水泳・障害馬術・ランニングの5種目を行う競技。))でも採用が決まる(2012年のロンドン大会から採用予定)など、国際的にも普及が進みつつある。~
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なお、一部のサイエンス・フィクションでは「戦闘用光線銃」として同名の兵器が登場するが、このような兵器はどうしても装置が大掛かりになることや、[[間接砲撃]]が不可能だったり天候の影響を受けやすいなどの欠点があるため、実用化はきわめて困難とされている。~
[[レーザー]]の項も参照のこと。
関連:[[MIRACL]] [[AL-1]]


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