【パンツァーファウスト3】(ぱんつぁーふぁうすとすりー)

Panzerfaust drei
パンツァーファウストを発展させた、ドイツの携帯型対戦車兵器。
日本ではIHIエアロスペースがライセンス生産しており、陸上自衛隊では110mm個人携帯対戦車弾と呼ばれる。

初代パンツァーファウストと異なる点は、弾体がロケット推進で射程が長いこと、再利用式のピストルグリップ?光学照準器?が付属することと、尾部にカウンターマスが装着されていることなどである。
発射器自体は初代と同じく使い捨て式だが、ピストルグリップ?光学照準器?が一体になったユニットを取り外し、再利用することができる。このため簡易な兵器でありながら、比較的遠くの戦車を狙うのにも適する。
また発射器の尾部に、プラスチック製のカウンターマスと呼ばれる反動軽減用のおもりが装着されている。これにより発射音や後方炎が小さくなっており、敵に発見されづらく、RPGなどに比べて狭い場所から発射することも可能になっている。
このような工夫により細い発射器から大型の弾頭を発射することができ、有効射程500m、装甲貫通力は700mmにも達するといわれている。

こうしたメリットが認められ、ドイツ軍だけでなく、国外数カ国の陸軍や、日本の陸上自衛隊などにも採用されている。


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