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*&ruby(ぱんつぁーしゅれっく){【パンツァーシュレック】};
*&ruby(ぱんつぁーしゅれっく){【パンツァーシュレック】}; [#gea6263e]
Panzerschreck~
ドイツの個人携帯対戦車兵器。~
「戦車への脅威」という意。~
ドイツの個人携帯対戦車兵器。名称は「戦車への脅威」という意。~
正式名称は"&ruby(ラケーテンパンツァービュクセ){Raketenpanzerbuchse};"(ロケット対戦車銃)。~
また、形状がストーブの煙突に似ていることから"&ruby(オーフェンローア){Ofenrohr};"とも呼ばれた。~
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正式名称「ラケーテンパンツァービュクセ」(ロケット対戦車銃)~
Raketenpanzerbuchse~

1942年11月から始まった[[アメリカ軍]]の北アフリカ攻略戦において、[[アメリカ軍]]から捕獲した[[バズーカ]]の愛称で知られる[[M1]]ロケットランチャーに注目したドイツ軍は~
1943年に入って間もなくこの[[バズーカ]]を原型とする対戦車兵器の開発を始めた。~
同年中に開発を終え「RPzB43」として年末より部隊配備を開始した。~
[[バズーカ]]と同じくロケットを推力として飛翔する成形炸薬弾を用いるのは同一だが、単なるコピーではなく弾頭の口径を60mmから88mmに大型化し、撃発方式を[[バズーカ]]の
バッテリーを用いた電気方式から、永久磁石を用いて発電する電気方式に変更された。~
RPzB43は射手と装填手の2名で操作し、有効射程は150mほどで、威力は200mm以上の装甲板を貫通できた。~
射手は発射の際にロケットから後方に噴出する炎や吹き返しから身を守るために、頭部を保護するマスクを被り、長手袋をはめなければならなかった。~
そのため、改良型の「RPzB54」ではガス避け兼照準窓の防盾が装備され、射手の煩わしさは解消された。~
1942年11月から始まった[[アメリカ軍]]の北アフリカ攻略戦において、ドイツ軍は「[[バズーカ]]」の愛称で知られるM1ロケットランチャーを[[鹵獲]]し、その性能に注目した。~
1943年に入って間もなく、ドイツ軍はこの[[バズーカ]]を原型とする対戦車兵器の開発を始め、「RPzB43」として年末には部隊配備を開始した。~
[[バズーカ]]と同じくロケットを推力として飛翔する[[成形炸薬弾]]を用いるのは同じだが、単なるコピーではなく、弾頭の口径を60mmから88mmに大型化し、撃発方式を[[バズーカ]]のバッテリーの電源を用いた電気方式から、永久磁石を組み込んだ発電機の電源を用いる方式に変更された。~
また、バズーカが出現する以前からドイツ軍は純粋な[[無反動砲]]や、それに使用する成型炸薬弾(88mm〜105mm)の研究開発を進めていた事もRPzB43の開発に影響している。~
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RPzB43は射手と装填手の2名で操作し、有効射程は150mほどで、200mm以上の装甲板を貫通できた。~
一方で、射手は発射の際にロケットから後方に噴出する炎や吹き返しから身を守るために、頭部を保護するマスクを被り、長手袋をはめる煩わしさがあったため、改良型の「RPzB54」ではガス避け兼照準窓の防盾が装備された。~
RPzB54は重量11kgと取り回しがやや不便であったため、後に射程を減らすことなく軽量化が行われたRPzB54/1が登場し、重量も9.5kgまで削減された。~
その後、多くのRPzB54もこのRPzB54/1に改造された。~
パンツァーシュレックは大量生産が行われ、多くのメーカーが生産に参加し全戦線で多用された。~
そして多くのRPzB54もこのRPzB54/1に改造された。~
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パンツァーシュレックは多くのメーカーが生産に参加して大量生産が行われ、全戦線で多用された。~
しかし、1945年1月に個人携帯対戦車兵器を[[パンツァーファウスト]]に統一するという指令が出たため、生産は終了された。~
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**性能諸元 [#pd974bbf]
|>|8.8cm Raketenpanzerbüchse Granate 4322/4992|
|全長|649mm|
|胴体直径|87.3mm|
|重量|3.3kg|
|初速|104m/sec(4322)|
|弾頭炸薬重量|0.667kg|
|推進薬重量|0.183kg|
|最大射程|151m(4322)&br;201m(4992)|
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