【パラレスキュー】(ぱられすきゅー)

Pararescue jumper(PJ)

アメリカにおける軍務航空士の役職のひとつ。「パラジャンパー」とも。
墜落した友軍機のパイロットの救出と、機体情報の処分を行う衛生兵特殊部隊
平時にはアメリカ国内での救難活動に参加することもある。

一般のCSAR隊員とは区別される。
空挺降下の技能が必須であり、また衛生兵の枠を越えた医療技術も要求される。
民間病院での研修も必要とされ、医師の指導の下に手術が出来る程の技量を持つ隊員もいる。
「いつにでも、どこにでも」を標語とし、即応性と現地環境への適応力が特に重視される。
また、状況を問わない多彩な空挺降下技術、着陸地を問わない潜水・登山などのサバイバル訓練も受ける。
アメリカ特殊部隊の中では身体能力の要求は低いが、それでも過酷である事は疑いなく、訓練中に死者を出した経歴もある。

実務においては、味方機が被弾するまで仕事がない。
そして特殊部隊に投入されるパイロットは総じて精鋭であり、結果、実働の機会は少ない。
空から戦場を眺めるだけの任務に終わる事もままあるため、デルタフォースなどから侮蔑される向きもあったという。


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS