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*&ruby(ぱいろっと){【パイロット】}; [#c025fc23]
Pilot~
Pilot.

+操縦士。~
[[航空機]]を操縦する者。~
港湾・海峡・入り江など、座礁の危険がある水域で航路案内・操船補助を行う技術者。~
「水先人」「水先案内人」とも。~
~
日本においては、国土交通省若しくは[[防衛庁]]・[[防衛省]]より技能証明書の発給を受け、[[航空機]]の運行に責任を負う者を指す。~
[[自家用操縦士]]、[[事業用操縦士]]、[[定期運送用操縦士]]に分別される。~
特定機種及び制限天候下を飛行するには、各種技能証明を所持しなければならない。~
その地の海流や海底地形、気象に関する知識・理解が要求されるため、船舶には所属せず、特定の海域を専門として勤務する。~
国際慣習として、船がパイロットの補助を求める際は「G」、パイロットの乗船中は「H」の信号旗を掲げる事とされる。~
~
その技量は、民間機・[[軍用機]]を問わず飛行時間で示されることが多い。~
区域によっては、大型船の通行に対して現地パイロットの案内を義務づけている場合もある。~
配慮が必要な大型船とそうでない小型船の区別は[[排水量]]や船体の長さで判断される事が多い。

> 厳密に考えるなら[[喫水]]で判断すべきなのだが、通行する船全ての[[喫水]]を計測するのは手間が多すぎて非現実的。

かつては自ら小型船(パイロットボート)を操船し、案内する船の前方を進んで先導する事が多かった。~
しかし、現在は案内する艦船に搭乗して指示を出し、また必要に応じて無線で[[管制]]を受けるのが一般的。~
なお、この指示は法律上「パイロットが提案し、船長がこれを追認した」扱いになる。~
したがって、事故発生時にはパイロットはもちろん、船長にも責任が発生する。

**航空機パイロット [#c9274951]

上記の原義から転じて、[[航空機]]の航路を"先導"する機体運用責任者([[機長]]・[[副機長]])も「[[パイロット]]」と呼ばれる。~
これは黎明期の[[航空機]]が[[偵察機]]であり、[[軍隊]]を先導する役割を担っていた名残でもある。~
~
+大型艦船が港湾部や入り江などといった水先区を航行する際の、水先人。~
水先区では暗礁や潮流などが場所ごとに異なるため、慣れない場所では座礁などの事故をおこす危険性がある。~
このため臨時の寄港などをする際は、その場所に精通した水先人を案内として必要とする場合が多い。~
現代では案内する艦船自体に同乗することが多いが、かつては「水先案内人」と呼ばれ、タグボートや、パイロットシップと呼ばれる専用船などに乗って案内することが多かった。~
~
海軍で「パイロット」といえば水先人を指す場合が多いため、操縦士のことを特に[[エビエーター]]と呼んで区別する。~
混乱を避けるため、船舶や[[海軍]]が関わる状況では水先案内人のみを[[パイロット]]と呼び、航空機搭乗員([[エビエーター]])とは厳密に区別される。


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