【パイソン5】(ぱいそんご)

イスラエルのラファエル?社が開発した、最新の第5世代短射程空対空ミサイル
別名「ピュトン5」とも。

前作パイソン4の機体構造と推進装置を大幅に改良したもので、2003年3月にラファエル?社が正式に発表した。
本機では従来のオールアスペクト発射能力に加え、新たに慣性誘導(デュアル・バンド対応の赤外線イメージ誘導)や発射後ロックオン能力(LOAL)を追加。
これにより射程が伸びBVR戦闘が格段と向上した。
また、オフボアサイト能力についても100度のセンサー角を有し、その性能はAIM-9Xと同等と言う意見もある。

現在、イスラエル軍に実戦配備されている他、少数がサンプルとしてアメリカに輸出されており、ボーイング社のUCAV(無人戦闘機プログラム)に搭載される空対空兵器の候補に挙げられている。

派生型として、地対空ミサイル型の「スパイダー(SPYDER*1)」ミサイルシステムがある。
ミサイルとしては本ミサイル又はダービー?が使用される。

関連:パイソン4 ダービー?

主な採用国

  • イスラエル
  • コロンビア

カタログスペック

全長3.10m
直径16cm
翼幅64cm
重量103.6kg
弾頭HE(11kg)
推進方式固体燃料ロケットモーター
最大速度M4.0+
射程20km以上
G限界-
誘導方式赤外線誘導(IIR)

*1 Surface-to-air PYthon and DERby.

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