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*&ruby(ぱいそんよん){【パイソン4】};
イスラエルの[[ラファエル]]社が開発した、第4世代短射程[[空対空ミサイル]]。~
*&ruby(ぱいそんよん){【パイソン4】}; [#d35f99ea]
イスラエルの[[ラファエル]]社が開発した、[[第4世代短射程空対空ミサイル>空対空ミサイル]]。~
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前作である[[パイソン3]]の大幅改良型で、1980年代〜1990年代初期に開発開始、1990年代中期には[[イスラエル軍]]へ実戦配備された。~
性能的には誘導面で改良型全方位[[シーカー]]を搭載しているため、今までのパイソンシリーズに有った[[オールアスペクト発射能力]]に加え、前方目標に対しては左右60度まで[[ロックオン]]が可能で、さらに[[エルビト]]社製の[[HMS>ヘルメット・マウンテッド・サイト]]を付けることにより、その[[ドッグファイト]]能力は格段に向上する。~
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信管にはアクティブ・[[レーザー]][[近接信管]]と[[着発信管]]の2つを搭載しており、アクティブ・レーザー近接信管が故障で作動しなくても[[着発信管]]で敵機を[[撃墜]]することが出来る。~
また、射程の方は15kmと[[AIM-9L/M>AIM-9]]や[[パイソン3]]以上となっている。~
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現在では[[イスラエル軍]]の[[F-15「バズ」>F-15]]/[[F-15I「ラーム」>F-15E]]・[[F-16「バラク/バラキート」>F-16]]・[[F-4E「クルナス2000」>F-4]]等の機体に搭載が確認されているが、他に南アフリカ共和国空軍の[[チーター]]や[[グリペン]](南アフリカ共和国空軍向け)等の機体にも搭載出来るようである。~
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後に[[ラファエル]]社は、2003年3月に最新型の[[パイソン5]]を発表した。~
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関連:[[パイソン3]] [[パイソン5]]
**主な採用国 [#d3c8f299]
-イスラエル
-アルゼンチン
-インド
-エクアドル
-コロンビア
-シンガポール
-タイ
-チリ
-ブラジル
-ベネズエラ
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**スペックデータ [#t63bff83]
|全長|3m|
|直径|16cm|
|翼幅|50cm|
|発射重量|120kg|
|射程|0.5〜15km|
|速度|[[M>マッハ]]3.5|
|推進方式|[[固体燃料ロケットモーター>固体燃料ロケット]]|
|[[エンジン]]|Manor ND-10(直径162mm)|
|弾頭|[[HE 連続ロッド>榴弾]](11kg)|
|誘導方式|2波長光波ホーミング([[IR>赤外線誘導]]/[[UVH>紫外線]])|
|誘導装置|2色[[赤外線]][[シーカー]]と[[HMS>ヘルメット・マウンテッド・サイト]]|
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パイソン4は、前作の[[パイソン3]]を大幅改良させたもので1980年代〜1990年代初期に開発開始、1990年代中期には[[イスラエル軍]]へ実戦配備された。~
性能的には誘導面で改良型全方位[[シーカー]]を搭載しているため、今までのパイソンシリーズに有った[[オールアスペクト発射能力]]に加え、新たに[[撃ちっ放し能力]]を追加。前方目標に対しては左右60度まで[[ロックオン]]が可能で、さらに[[エルビト]]社製の[[ヘルメット・マウンテッド・サイト]]を付けることにより、その[[ドッグファイト]]能力は格段に向上する。~

信管には[[アクティブ・レーザー近接信管]]と[[着発信管]]の2つを搭載しており、[[アクティブ・レーザー近接信管]]が故障で作動しなくても[[着発信管]]で敵機を[[撃墜]]することが出来る。 また、射程の方は[[AIM-9]]L/Mや[[パイソン3]]以上と言われ、詳しい距離は不明だが15km以上という不特定情報が最も多い。~

現在では[[イスラエル軍]]の[[F-15]][[バズ]]/[[ラーム]]・[[F-16]][[バラク]]/[[バラキード]]・[[F-4]]Eクルナス2000等の機体に搭載が確認されているが、他に[[グリペン]]等の機体にも搭載出来るようである。~

後に[[ラファエル]]社は、2003年3月に最新型の[[パイソン5]]を発表した。


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