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*&ruby(ばずーか){【バズーカ】}; [#ce04fbbb]
Bazooka~

1905年にアメリカのアーカンソー州ヴァン・ビューレンで発明された金管楽器の一種。~
水道管とラッパを合体させたような無骨な形状で、「手負いのヘラジカ」と形容される下品でとぼけた音を出す。~
いわゆるジョーク楽器であり、高度で繊細な演奏ができるようには設計されなかった。~
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+携帯式[[ロケット弾]]のさきがけとなった、米国製の携帯式対戦車ロケットランチャーの愛称。当時アメリカで人気のコメディアン「ボブ・バーンズ」が売り物にしていたラッパ型の小道具に似ていた事に由来する。~
正式名称はM1ロケットランチャー。~
発明者であるボブ・バーンズは1930年代にコメディアンとして大成し、バズーカはその小道具として一世を風靡している。~
しかし楽器メーカーが正式に製造する事はなく、またボブ・バーンズ没後に著名な奏者が現れる事もなかった。~
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無誘導の[[ロケット弾]]の入ったチューブに簡単な照準と引き金をつけただけのシンプルな構造だが、非常に実用的だったため、[[第二次世界大戦]]中の1942年に発明されると瞬く間に歩兵部隊の有力な対戦車攻撃兵器となった。~
その活躍は目覚しく、アイゼンハワー将軍をして、「[[ジープ]]、[[C-47]]、[[原子爆弾]]と並び[[アメリカ軍]]の勝利に貢献した兵器」と言わしめたほどである。~
戦後には多くの後継型が開発されたために現在では姿を見ることは少ないが、この種の兵器は世界中のあらゆる戦場で頻繁に使用されている。~
その後の1942年、アメリカの歩兵携帯式[[ロケット弾]]発射機が「バズーカ」の[[愛称]]で呼ばれるようになった。~
その発射機の形状が当時のアメリカ兵にとってバズーカにしか見えない代物だったためである。~
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+肩にかつぐ形式の砲の俗称。 [[無反動砲]]、[[ロケット弾]]、[[地対空ミサイル]]など様々。知名度は本来の意味よりこちらの方が高い。[[無反動砲]]や[[ロケット弾]]、と言っても分からないが、「バズーカ」と言えば分かる人も多い。~
歩兵火器としてのバズーカは大量生産され、また多大な戦果を挙げ、その知名度を大いに高めている。~
時代を経るにつれて拡大解釈され、現代では人間が肩にかつぐ重火器全般を意味する俗語となっている。~
単にバズーカとだけ呼んだ場合、それを特定の兵器と結びつける事はできない。~
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+300mm、600mm などの大望遠レンズを取り付けたカメラの俗称。~
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関連:[[パンツァーシュレック]] [[パンツァーファウスト]] [[RPG]]
関連:[[無反動砲]] [[ロケット弾]] [[地対空ミサイル]] [[パンツァーシュレック]] [[パンツァーファウスト]] [[RPG]]


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