【ハードポイント】(はーどぽいんと)

Hard point.(兵装支持架)

乗り物の構造において、何かを搭載する事を想定して特に構造が補強されている箇所。
外側に露出しているものだけを指し、機内のカーゴスペースなどは含まない。

軍用機の場合、胴体・翼の下面に兵装を吊り下げるためにパイロンを取り付けるものが一般的。
空気抵抗によって接合部分に深刻な負荷がかかるため、これに耐えるための頑強な構造が必要となる。
また、形状や重量の変化によってマニューバー巡航速度航続距離に悪影響を及ぼす。

現代軍用機のハードポイントはおおむね翼下に6箇所、翼端に2箇所、胴体下に4箇所を上限として設計される。
実際の運用では爆弾ミサイル機銃増槽電子戦装備などを搭載するのが一般的。

関連:ウェポンベイ ポッド

IMG_2837.jpg
F-15Eストライクイーグルの例。
胴体側面コンフォーマルタンクに6箇所、胴体下に1箇所、翼下に3箇所見える。


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