【ノックダウン生産 】(のっくだうんせいさん)

Knock down Production.

工業製品のライセンス生産を行う際の業態の一つ。
部品類の全てをライセンス元から一括購入し、組み立ての工程と販売だけを行う。
解体(Knock down)と称するが、ライセンス元で実際に組み立ててから解体するわけではない。

現地生産者の作業工程とコストが大幅に削減される反面、REによる学習の余地は少ない。
逆に言えば、REが阻害されるため、ライセンス元の技術的優位が比較的長く保たれる。

例えば特定の部品の製造法*1を秘匿したい場合、その部品を予め組み立ててから渡す事ができる。
現地で部品を組み立てないのなら、現地生産者がその部品について深く知る機会もないからだ。

関連:ブラックボックス


*1 アビオニクスベトロニクス)や火器管制装置など、電算系の部品である場合が多い。

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