- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- ニムロッド(哨戒機) へ行く。
- 1 (2017-01-13 (金) 18:29:57)
- 2 (2017-01-13 (金) 21:44:53)
- 3 (2017-01-14 (土) 12:13:15)
- 4 (2017-02-04 (土) 21:11:26)
- 5 (2017-03-18 (土) 11:31:35)
- 6 (2018-08-21 (火) 06:24:07)
- 7 (2019-02-26 (火) 12:38:51)
- 8 (2019-10-21 (月) 22:25:17)
- 9 (2020-09-27 (日) 12:00:50)
- 10 (2020-11-22 (日) 11:13:32)
- 11 (2021-09-15 (水) 07:48:31)
- 12 (2022-06-01 (水) 18:36:26)
- 13 (2022-06-02 (木) 04:39:51)
- 14 (2022-06-03 (金) 07:07:55)
- 15 (2023-01-12 (木) 16:23:49)
- 16 (2023-08-26 (土) 18:28:55)
- 17 (2023-11-03 (金) 22:32:53)
【ニムロッド(哨戒機)】 †
Hawker Siddeley/BAe Nimrod.
かつて、英国空軍が運用していた哨戒機/電子戦機。
従来使用していたアブロ「シャクルトン?」の後継として、世界初のジェット旅客機「コメット」をベースに開発された。
1950年代、NATO共同哨戒機プロジェクトから離脱した英国が、NATO各国が採用した「アトランティック?」の採用を防ぐため、ペーパープランだった「HS.800*1」のシステムをコメットの機体に搭載する形で「HS.801」として採用された。
エンジンは、原型の「エイヴォン」ターボジェットからロールス・ロイス?「スペイ」ターボファンに換装されている。
本機は1966年に生産が開始され、64機が生産。21世紀に入るまで対潜哨戒やELINTに従事した。
その後、21世紀に入ってエンジンの更新・グラスコックピット化など近代化改装した「MRA.4」が計画されたが、原設計が1940年代と古い機体であり、改装するための金の壁に直面して計画は中止。
結局、本機は2011年に全機が退役した。
その後、英国空軍は哨戒機の独自調達を断念し、アメリカ製のP-8「ポセイドン」及びRQ-4無人偵察機の採用を決めた*2。
スペックデータ †
タイプ | MR.1 | MRA.4 |
乗員 | 12名 | 10名 |
全長 | 38.63m | 38.60m |
全高 | 9.08m | 9.45m |
全幅 | 35m | 38.71m |
空虚重量 | 39,009kg | 51,710kg |
最大離陸重量 | 87,090kg | 105,376kg |
エンジン | ターボファン×4基 | |
ロールス・ロイス スペイMk.250 (推力5,510kg) | ロールス・ロイス BR710 (推力7,030kg(15,500lbf)) | |
最大巡航速度 | 880km/h | 918km/h |
フェリー航続距離 | 9,270km | 11,119km |
武装 | ||
AAM(自衛用) | サイドワインダー | |
ASM | ハープーン | |
AGM | - | マーベリック |
対潜兵器 | スティングレイ?短魚雷 爆雷 機雷 | スティングレイ短魚雷 Mk.46?短魚雷 爆雷 機雷 |
バリエーション †
- MR.1:
初期生産型。コメットMk.4をベースにしている。
- R.1:
SIGINT機型。
尾部のMADブームは省略されている。
- MR.2:
MR.1の電子装備を更新した型。
フォークランド紛争時に、空中給油装置とサイドワインダーAAMが装備できるように改修された。
- AEW.3:
早期警戒管制機(AEW&C)型。
機首と尾部に大型レーダーを搭載し、前後のレーダーが連動して周囲の警戒を行う仕組みであった。
11機が試験的に改装されたが、アメリカのE-3「セントリー」AWACS?の導入を決定したため採用に至らず。
改装された機体は他の機体への部品取りに回された。
- MRA.4:
MR.2の改装生産型。
胴体の設計を一新して、主翼を拡大し、エアバスA340のグラスコックピットを導入した。
エンジンはロールス・ロイス BR700?を搭載。
改装コストの問題などから計画中止になり、改装中及び改装済みの機体もスクラップにされた。