【ニミッツ】
- Chester William Nimitz
アメリカ海軍の軍人。
1885年2月24日カリフォルニア州生、1966年2月20日没。
アナポリス海軍兵学校を卒業して海軍に入る。その後第三潜水戦隊司令や大西洋方面潜水部隊司令を経験し、1923年にニューポート海軍大学を卒業した。その後合衆国艦隊副官、戦艦戦隊司令官となる。1941年に、真珠湾攻撃の責任を取らされて辞任させられたハズバンド・キンメル?大将の後任として、少将から一気に大将に昇進して、12月16日をもって太平洋艦隊司令長官に就任し、主に太平洋戦線で対日戦を担当した。
終戦後、海軍作戦本部長となり、さらに1949年に海軍省特別補佐官となった。
東郷平八郎を大変尊敬しており、東郷平八郎が主賓の園遊会に出席した他、国葬にも参列している。その乗艦であった戦艦三笠の保存にも尽力した。
またスリガオ海峡におけるアメリカ軍戦艦部隊の行動は、日本海海戦?の日本軍の動きを意識したものだとする説もある。
- CVN-68(CVAN-68) USS Nimitz
アメリカ海軍の原子力空母。1975年就役。
満載排水量が10万トンに近い(CVN72〜76は10万2千トン)巨艦で、エンタープライズ級の動力伝達効率が悪かったことから(より原子炉が高性能になったことも一因だが)原子炉を二基に減らしている。
原子力空母の一種の完成形といっても過言では無く、途中改装や装備変更は行われているものの現在に至るまで8隻の同型艦が建造されており、さらにもう1隻が予算取得中である。同型艦と合わせて、文句なしにアメリカ海軍の中核をなす艦である。
同型艦:
CVN-69 Dwight D.Eisenhower
CVN-70 Carl Vinson
CVN-71 Theodore Roosevelt
CVN-72 Abraham Lincoln
CVN-73 Georde Washington
CVN-74 John C.Stennis
CVN-75 Harry S.Truman (旧名United States)
CVN-76 Ronald Reagan