【ニーン】(にーん)

Rolls-Royce Nene
ロールス・ロイス?社が開発した遠心圧縮式ターボジェットエンジン
同社が開発したターボジェットエンジンである「ウェランド?」や「ダーヴェント?」に続いて3番目に実用化されたエンジンである。
主な搭載機として、ホーカー・シーホーク?やスーパーマリン・アタッカー?に搭載された。

ライセンス生産も行われ、アメリカではP&W社によって「J42」および「J48*1」としてF9Fシリーズ(パンサー/クーガー)に搭載された。
また、フランスやオーストラリア、カナダでもライセンス生産され、オーストラリア空軍ではデハビランド?ヴァンパイア?、カナダ空軍ではカナディア?T-33に搭載された。

さらに、ソ連や中国ではデッドコピーが行われ、ソ連ではRD-45(後のVK-1)、中国では渦噴5型(WP-5)として開発され、MiG-15MiG-17殲撃5型に搭載された。

派生型として、ニーンの縮小版でグロスター・ミーティア搭載用の「ダーヴェント5」*2アフターバーナー装備の改良型である「テイ?」がある。


*1 水噴射装置付の改良型。
*2 ダーヴェント?の名が付いているが別物。

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