[[タ行]]

サーブ 35はスウェーデンのサーブ社がスウェーデン空軍のサーブ 29 トゥンナンの後継として開発した戦闘機。1955年原型機初飛行。愛称はドラケン (Draken; スウェーデン語で竜)。

ドラケンは世界で初めてダブルデルタ形式の翼平面形を実用化した航空機で、後のコンコルドやスペースシャトルなどに影響を与えたとも言える。また後に標準化したエンジン搭載法や、チェイン、ドーサルフィン(補助垂直尾翼)の始祖として、航空技術史上非常に高く評価されている。ブレンデッドウィングボディ形式の始祖のひとつとみなされる場合もある。

当初は昼間迎撃機として開発されたが、改良により全天候迎撃機へ、また一部は多目的戦闘機(マルチロール機)へと変貌した。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS