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*&ruby(どっぐふぁいと){【ドッグファイト】}; [#icb7d2cc]
Dog Fight.~
[[戦闘機]]による[[格闘戦]]の代名詞。~
無防備な後方へとお互いに旋回し遷移する様相が闘犬さながらであるためにこの名がつけられた。~
機体性能もさることながら、[[パイロット]]の技術の影響が勝敗に大きな影響を及ぼす。~

[[戦闘機]]が旋回して敵の[[有効射程圏>有効射程]]から逃げ回り、同時に自己の[[有効射程圏>有効射程]]に敵機を入れようとする戦局。「格闘戦」とも。~
言い換えれば、先んじて発見した側が初手で敵機を[[撃墜]]できず、相手の回避・反撃・攻撃を許してしまった状態の事。~
互いに敵機後方に回り込んで一方的に攻撃しようとする様相が闘犬に似ている事から「ドッグファイト」と呼ぶ。~

[[機銃]]が唯一の武装であった[[第一次世界大戦]]から空対空戦闘の基本として知られる。~
機体性能もさることながら、[[パイロット]]の技術と身体能力((急旋回は体にGをかけて甚大な疲労をもたらす。))が勝敗に大きな影響を及ぼす。~
しかし当初から戦果の主体ではなく、特に[[空対空ミサイル]]の発達した現在ではほとんど生存に寄与しない技術である。~
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[[機銃]]が唯一の武装であった[[第一次世界大戦]]から空対空戦闘の基本として知られるが、戦果の主体とはなっておらず、特に[[空対空ミサイル]]の発達した現在ではほとんどゼロ。~
重要なのは早期発見、そして[[速度]]を活かした奇襲・一撃離脱である。~
事実、撃墜の8割までが相手の存在に気付く前に勝負がついているパターンであるという。~
空戦において重要なのは早期発見、そして[[速度]]を活かした奇襲・一撃離脱である。~
事実、被[[撃墜]]の8割までが[[有効射程]]に入って10秒以内、敵機の存在に気付く前に発生している。~
とはいえ、現代でも[[戦闘機]][[パイロット]]の基礎技能である事に違いは無い。~

関連:[[ミサイル万能論]] [[トップガン]] [[ベトナム戦争]]
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もっとも、現代に於いても基礎技術であることに違いは無く、ベトナム戦争時「格闘戦は過去のものである」とミサイルを過信((いわゆる[[ミサイル万能論]]。ミサイル万能主義などとも。))、機銃を非搭載とした米軍機が北ベトナム空軍の[[MiG-17]]や[[MiG-21]]相手に散々な目にあったのは有名である((後年、アメリカ海軍航空隊がこれを教訓として設立したのが[[トップガン]]である。))。~
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#ref(http://www.masdf.com/altimeter/riat/3rdday/IMG_3840.jpg,400x600);


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