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*&ruby(どくたーへり){【ドクターヘリ】}; [#ub208f2e]
救急医療用の機材を搭載し、患者に救命医療を施しながら救急現場から医療機関へ搬送する専用の[[ヘリコプター]]、またはその機体を使って行われる救急医療活動。~
救命医療の措置は、搭乗する救急医療の専門医と看護士により行われる。~
Helicopter Emergency Medical Service(英)~
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「ドクターヘリ」は日本語圏における呼び名で、英語では"Helicopter Emergency Medical Service"と呼ばれる。~
救急医療機材およびそれを扱う医師・医療技術者を空輸する[[ヘリコプター]]。~
患者を乗せて病院への緊急搬送を行う事を想定し、空中で応急処置を行えるよう設計される。~
なお、「ドクターヘリ」は和製英語であり、日本語でしか通じない。~
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わが国では「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法(ドクターヘリ法)」により運用法などが定められ、順次整備が進められているが、2012年現在、全国で未だ40機前後しか運用されていない((これに対し、わが国に先駆けて導入したドイツでは73機が運用され、全国どこへでも出動要請から15分以内に到着できる体制が整っているという。))。~
>この他、一部の地域では警察や自治体の消防・防災ヘリに緊急時に医師・看護士を搭乗させ、同様の業務に従事させている例もある。
日本では「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法」により運用などが定められている。~
2017年現在での稼働機体数は全国で50機前後。~
その他、一部の地域では警察機関や自治体が独自に運用している機体もある。

最大の問題は運航費用(年間約2億円という)を捻出する財源の確保であるが、これ以外にも「基地病院内・病院間の横の連携」「十分な数の医師の確保」「[[乗員>エビエーター]]の養成」「[[ヘリポート・着陸場>場外離着陸場]]の不足」((出動先で救急車から患者を乗せる際は、学校の校庭や運動公園のような広い場所を臨時のヘリポートとすることもある(一部には「防災対応離着陸場」とされているところもある)。&br;  しかし、搬送先の病院にヘリポートが備えられてないことも多く、基地病院へとんぼ返りするしかない。))「運用時間((現行では運用可能な時間が日中に限定されていて夜間の[[フライト]]ができず、必要な時に出動できないことがある。))」など、多くの課題を抱えている。~
~
関連:[[BK117]] [[AW109]] [[EC135]] [[MD902>MD900]]
**日本における運用上の課題 [#w10d5f40]
ドクターヘリは運用上の障害や機体数の不足がささやかれて久しく、制度の拡大が望まれている。~
しかし以下のような問題から実現の見通しは暗い。

:維持費|そもそも機体と搭載機材だけで1機あたり約2億円/年という多額の維持費を要する。~
このため、ドクターヘリのほとんどは経営体力に恵まれた都市の大病院で運用され、困窮する過疎地・離島への派遣が困難である。
:病院側の受け入れ体制|ドクターヘリは救急車ですら間に合わないほど危急か、近隣の病院で処置できない切迫した重症患者を扱う。~
そのような事態に対応する救急医療体制は、病院側に極めて多大な負担を強いる。受け入れ可能な病院の数は決して多くない。~
また、適切な医療機関を選択するための連絡体制も必要だが、それを構築するにも負担が多く人的資源が足りない。
:人的資源|[[操縦士>エビエーター]]および医師・救急医療技術者の人材プールは常に不足しており、雇用の目処が立っていない。
:[[ヘリポート>場外離着陸場]]の不足|患者の近くに[[ヘリコプター]]が着陸可能な空白地がない場合、着陸後の徒歩移動で大きなタイムロスが生じる事がある。~
また、最寄りの病院がヘリポートを備えていない場合も同様にタイムロスを強いられる。
:時刻・天候|現在ドクターヘリ用に採用されている機体は全天候対応能力を持たず、夜間の急患に対して出動できない。~
また、夜間や荒天での低空飛行は極めて困難な操作であり、民間の[[操縦士>エビエーター]]のほとんどはそのような技術を習得していない。~
このため、悪天候や夜間での搬送は警察・消防・[[海上保安庁]]・[[自衛隊]]などのヘリコプター[[部隊]]に委託される場合が多い。

**使用される機材 [#td6b9bda]
主に以下のような機材が用いられている。~

-[[BK117]]
-[[AW109]]
-[[EC135]]
-[[MD902>MD900]]
-[[ベル429>OH-58]]


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