【トップガン】(とっぷがん)

  1. アメリカ合衆国カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地にある、アメリカ海軍戦闘機兵器学校(Naval Fighter Weapons School: NFWS)の通称。

    朝鮮戦争でのアメリカ軍キルレシオは12:1であった。
    しかし、ベトナム戦争初期には3:1にまで低下。
    ミサイルに頼りきり、空中戦(ドッグファイト)の技術が相対的に低下したためだ。
    失われた空中戦の技術を取り戻すため、海軍エビエーターの中からトップ1%を抜擢し、空中戦の徹底した教育を行うために設立された空中戦訓練学校の名称。
    隊に戻ったトップガン卒業生は同僚達にその技術を伝え、海軍全体の底上げを行った。
    その結果、ベトナム戦争末期には再び12:1に回復。
    その訓練が無駄では無かったことを実戦で証明した。

    関連:ランダル・H・カニンガム

  2. 大ヒットした映画の名称。1986年公開、トニー・スコット監督、主演トム・クルーズ。
    F-14エビエーターである、トム・クルーズ演じる「ピート・ミッチェル大尉(TACネーム:マーベリック)」のトップガンでの訓練、恋愛、訓練中での親友の死を乗り越え、実戦を通し、単なる孤高なエビエーターからチームワークを知る優秀なエビエーターへと成長してゆく姿を描く。
    ストーリーはありきたりであるものの、その迫力ある映像とサウンドは圧巻。
    米海軍のみならず、世界中で戦闘機志望の青年が増大した。

    最後のシーンで6機のMiGの内、4機が撃墜され、2機が離脱してゆく。
    なお主人公の乗る機体はF-14、敵機はF-5扮するMiG-28という架空機体だった。

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