*&ruby(でるた){【デルタ】}; [#j6190658]
+[[編隊]]の名称の一つ。~
3機以上の編隊で三角形を作る。~
~
 (6機の場合)上方向が針路方向で、上面から見た俯瞰図とする。
     ↑
     #1  
   #3  #2
 #6  #4  #5
以下の写真は全て隊形が異なるが、全てデルタに分類される。~
~
#ref(f15j06.jpg); ~
(比較的多く見られる6機のデルタ)~
~
#ref(f15j08.jpg); ~
(10機の場合)~
~
#ref(f15j07.jpg); ~
(変形的なデルタ)~
~
+ダグラス社(後のマクダネル・ダグラス社。現在は[[ボーイング]]社に吸収)が製造した、[[人工衛星]]打ち上げ用の中型ロケット。~
40年にわたって改良が続けられながら運用されており、現在の主力は最新型のデルタIVである。~
~
本機は当初、[[アメリカ空軍]]及び[[英国空軍>RAF]]が運用していた単段式の中距離[[弾道ミサイル]]「PGM-17『ソー』」を二段式ロケットに改良した「ソー・ロケット」の二段目として製作された。~
愛称も当初は「ソー・デルタ」であったが、[[NASA]]が非軍事目的に転用するに当たり、現在の名に改められた。~
~
+[[NATO>北大西洋条約機構]]方式の[[フォネティックコード]]で、アルファベットの「D」を指す言葉。~
~
+[[アメリカ陸軍]]の[[特殊部隊>特殊部隊(軍事)]]「[[デルタフォース>第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊]]」。~
命名の由来は上記3.による。~
~
+Delta Airlines.~
アメリカの民間航空会社「デルタ航空」。~
社名の由来はミシシッピ州北西部の「ミシシッピデルタ」にちなむ。~
世界的な[[航空同盟>アライアンス]]「スカイチーム」の中核をなす会社であり、アメリカン航空・ユナイテッド航空に続く世界第3位の規模を誇る航空会社である。~
~
日本では[[成田国際空港>成田空港]]に拠点を置いている。~
~
|>|CENTER:''概要''|
|創設|1928年|
|ハブ空港|アトランタ国際空港&br;シンシナティ国際空港&br;デトロイト国際空港など|
|[[マイレージサービス]]|SkyMiles|
|[[保有機材数>フリート]]|770機|
|[[同盟>アライアンス]]|スカイチーム|
|航空会社コード|IATA:DL&br;[[ICAO>国際民間航空機関]]:DAL|
|[[コールサイン]]|&ruby(デルタ){Delta};|
|本拠地|アメリカ合衆国 ジョージア州アトランタ市|
~
+(3.から転じて)旧ソ連海軍が装備していた[[弾道ミサイル]]搭載型原子力[[潜水艦]]([[戦略潜水艦]])の1タイプにNATOが与えたコードネーム。~
ソヴィエト連邦・ロシア側の名称はI型がプロイェクタ667B"ムレナ((Мурена:ロシア語でウツボの意。))"、II型がプロイェクタ667BD"ムレナ-M"、III型がプロイェクタ667BDR"カルマール((Кальмар:ロシア語でヤリイカの意。))"、IV型がプロイェクタ667BDRM"デルフィン((Дельфин:ロシア語でイルカの意。))"である。~
~
[[プロイェクタ667(667号計画)型(NATOコードネーム「ヤンキー」級)>ヤンキー]]の後継として開発された艦で、初期型であるI型(667B型)は1972年から1977年にかけて18隻が就役した。~
~
II型(667BD型)はI型の改良型で、1973年から1975年にかけて4隻が就役した。~
ミサイル発射管が16基になり、排水量と533mm魚雷の搭載数が増加している。~
~
III型(667BDR型)は[[MIRV]]式のR-29R/RSM-50(SS-N-18)を搭載するタイプで、1976年から1981年にかけて14隻が就役し、北方艦隊に5隻、太平洋艦隊に9隻が配備された。~
現在は北方艦隊に3隻(特務原潜に改装されたKS-129を含む)、太平洋艦隊には4隻が在籍しており、時々、宗谷海峡を浮上航行する姿が[[海上自衛隊]]の[[哨戒機]]によって目撃されている。~
~
IV型(667BDRM型)は1985年から1990年にかけて7隻が就役した。~
船体は667BDR型よりも大型化されているが、その分は静粛性の向上に充てられている。~
[[弾道ミサイル]]はR-29シリーズの最終型であるR-29RM/RSM-54(SS-N-23)を搭載する。~
~
兵装には魚雷発射管6基(533mm4基、406mm2基)とR-29/RSM-40(SS-N-8)[[SLBM>弾道ミサイル]](III型は[[MIRV]]式のR-29R/RSM-50(SS-N-18)、IV型はシリーズ最終型であるR-29RM/RSM-50(SS-N-23))を装備する。~
~
[[START I]]の発効に伴い、初期型であるI型及びII型はすべて退役となり、III型も艦の寿命到来により退役が進んでいるため、現在はIV型が主力となっており、弾道ミサイルの発射実験のほか、[[人工衛星]]の打ち上げも行っている。~
~
|>|CENTER:''性能諸元''|
|>|CENTER:''Project667B型(デルタI型)''|
|種別|弾道ミサイル搭載原子力潜水艦|
|主造船所|アムール造船所((レニンスキー・コムソモール記念工廠、コムソモリスク・ナ・アムーレ市・第199海軍工廠。))(K-366,K-417,K-477,K-497,K-500,K-512,K-523,K-530)&br;セヴマシュ・プレドプリャーチェ((北方機械建造会社、セヴェロドヴィンスク市・第402海軍工廠。))&br;(K-171,K-279,K-385,K-447,K-450,K-457,K-460,K-465,K-472,K-475)|
|全長|139m|
|全幅|11.7m|
|喫水|8.4m|
|排水量&br;(水上/水中)|7,800t/10,000t|
|機関|原子力ギアードタービン 2軸推進&br;VM-4[[加圧水型原子炉]]×2基&br;[[蒸気タービン]]×2基|
|機関出力|52,000馬力|
|最高速力&br;(水上/水中)|16kt/26kt|
|乗員|120名|
|兵装|533mm魚雷発射管×4基(計12発搭載)&br;406mm魚雷発射管×2基(計8発搭載)&br;D-9[[ミサイル]][[発射管>キャニスター]]×12基&br;([[R-29/RSM-40>SS-N-8]]([[NATOコード]]:SS-N-8「ソーフライ」)[[SLBM>弾道ミサイル]]を搭載)|
|[[ソナー]]|「ケルチ」艦首ソナー|
|航法・通信|「モルニヤ-1」通信装置&br;「トボール」航法装置&br;「ツィクロン-B」航法装置|
~
|>|CENTER:''Project667BD型(デルタII型)''|
|種別|弾道ミサイル搭載原子力潜水艦|
|主造船所|セヴマシュ・プレドプリャーチェ|
|全長|155m|
|全幅|11.7m|
|喫水|8.6m|
|排水量&br;(水上/水中)|9,350t/10,500t|
|機関|原子力ギアードタービン 2軸推進&br;VM加圧水型原子炉×2基&br;蒸気タービン×2基|
|機関出力|55,000馬力|
|最高速力&br;(水上/水中)|14kt/25kt|
|乗員|126名|
|兵装|533mm魚雷発射管×4基(計18発搭載)&br;406mm魚雷発射管×2基(計8発搭載)&br;D-9ミサイル発射管×16基&br;([[R-29/RSM-40>SS-N-8]]([[NATOコード]]:SS-N-8「ソーフライ」)[[SLBM>弾道ミサイル]]を搭載)|
|ソナー|「ルビコン」艦首ソナー|
|航法・通信|「モルニヤ」通信装置&br;「シーンテズ」アンテナ&br;「トボール」航法装置|
~
|>|CENTER:''Project667BDR型(デルタIII型)''|
|種別|弾道ミサイル搭載原子力潜水艦|
|主造船所|セヴマシュ・プレドプリャーチェ|
|全長|155m|
|全幅|11.7m|
|喫水|8.7m|
|排水量&br;(水上/水中)|8,940t/10,600t|
|機関|原子力ギアードタービン 2軸推進&br;VM-4SG型加圧水型原子炉×2基&br;蒸気タービン×2基|
|機関出力|60,000馬力|
|最高速力&br;(水上/水中)|14kt/25kt|
|乗員|130名|
|兵装|533mm魚雷発射管×4基(計18発搭載)&br;406mm魚雷発射管×2基(計8発搭載)&br;D-9ミサイル発射管×16基&br;([[R-29R/RSM-50>SS-N-18]](NATOコード:SS-N-18「スティングレイ」)を搭載)|
|ソナー|「ルビコン」艦首ソナー|
|[[レーダー]]|「アルバトロス」航法レーダー|
|航法・通信|「ツナミ」通信装置&br;「モルニヤ」通信装置&br;「トボール」航法装置|
~
|>|CENTER:''Project667BDRM型(デルタIV型)''|
|種別|弾道ミサイル搭載原子力潜水艦|
|主造船所|セヴマシュ・プレドプリャーチェ|
|全長|167m|
|全幅|11.2m|
|吃水|8.8m|
|[[排水量]]&br;(水上/水中)|10,210t/12,100t|
|機関|原子力ギアードタービン 2軸推進&br;VM-4SG型加圧水型原子炉×2基&br;蒸気タービン×2基|
|機関出力|60,000馬力|
|最高速力&br;(水上/水中)|14kt/24kt|
|乗員|130名|
|兵装|533mm魚雷発射管×4基([[対潜ミサイル]]兼用)&br;406mm魚雷発射管×2基(計8発搭載)&br;D-9RMミサイル発射管×16基&br;(R-29RM/RSM-54「シネーワ<<Синева>>(NATOコード:[[SS-N-23]]「スキッフ」)」を搭載。)|
|ソナー|「スカート-2」艦首ソナー|
|航法・通信|「ツナミ」通信装置&br;「モルニヤ」通信装置&br;「トボール-M」航法装置|
~
|>|>|>|>|CENTER:''同型艦''|
|>|>|>|>|CENTER:667B型(デルタI型)|
|CENTER:艦番号|CENTER:艦名|CENTER:建造所|CENTER:就役|CENTER:除籍|
|K-171|CENTER:-|CENTER:-|1975.|CENTER:-|
|K-279|~|セヴマシュ|1972.12.22|1992.|
|K-366|~|アムール|1974.|CENTER:-|
|K-385|~|CENTER:-|1973.|~|
|K-417|~|アムール|1974.|~|
|K-447|キスロヴォツク|セヴマシュ|1973.|~|
|K-450|CENTER:-|CENTER:-|1973.|~|
|K-457|~|セヴマシュ|1974.|~|
|K-460|~|~|1975.|~|
|K-465|~|~|1974.|~|
|K-472|~|~|1975.|~|
|K-475|~|~|1975.|~|
|K-477|~|アムール|1975.|~|
|K-497|~|~|1975.|~|
|K-500|~|~|1975.|~|
|K-512|~|~|1976.|~|
|K-523|~|~|1977.|~|
|K-530|~|~|1977.|~|
~
|>|>|>|>|>|CENTER:''667BD型(デルタII型)''|
|CENTER:艦番号|CENTER:起工|CENTER:進水|CENTER:就役|CENTER:除籍|CENTER:所属|
|K-92|1973.4.|1975.1.|1975.9.30|CENTER:-|CENTER:北洋艦隊|
|K-182|1973.|1975.|1975.12.17|~|~|
|K-193|1974.|1975.|1975.12.30|~|~|
|K-421|1974.|1975.|1975.12.30|~|~|
~
|>|>|>|>|>|>|CENTER:''667BDR型(デルタIII型)''|
|CENTER:艦番号|CENTER:艦名|CENTER:起工|CENTER:進水|CENTER:就役|CENTER:除籍|CENTER:所属|
|K-44|リャザン|>|CENTER:-|1981.|CENTER:-|太平洋|
|K-129((特務原潜に改装後はKS-129に変更。))|オレンブルク|~|~|1981.|~|北洋艦隊((1996.特務原潜に改造。))|
|K-180|CENTER:-|>|CENTER:-|1980.|~|太平洋艦隊|
|K-211|ペトロパヴロフスク・&br;カムチャツキー|>|CENTER:-|1980.|~|太平洋艦隊&br;第25潜水艦師団|
|K-223|ポドルスク|>|CENTER:-|1980.|~|太平洋艦隊&br;第25潜水艦師団|
|K-424|CENTER:-|1975.|1975.12.30|1976.6.9|~|北洋艦隊|
|K-433|スヴャトイ・ゲオルギー・&br;ポベドノーセッツ|>|CENTER:-|1981.|~|太平洋艦隊&br;第25潜水艦師団|
|K-441|CENTER:-|1975.|1976.|1976.12|~|北洋艦隊|
|K-449|~|>|CENTER:-|1977.|~|北洋艦隊|
|K-455|~|~|~|1978.|~|北洋艦隊|
|K-487|~|~|~|1975.|~|太平洋艦隊|
|K-490|~|~|~|1978.|~|北洋艦隊|
|K-496|ボリソグレブスク|~|~|1979.|2009.8.14|太平洋艦隊|
|K-506|ゼレノグラード|~|~|1979.|CENTER:-|太平洋艦隊&br;第25潜水艦師団|
~
|>|>|>|>|>|>|CENTER:''667BDRM型(デルタIV型)''|
|CENTER:艦番号|CENTER:艦名|CENTER:起工|CENTER:進水|CENTER:就役|CENTER:除籍|CENTER:所属|
|K-18|カレリア|1988.9|1989.11|1991.9|CENTER:-|北洋艦隊|
|K-51|ヴェルホトゥーリエ|1981.2.23|1985.1.|1985.12.29|~|~|
|K-64((BS-411([[ヤンキー・ストレッチ級>ヤンキー]](09780型)原子力潜水艦(ミゼット・サブ母艦))の後継として特務原潜に改装中。))|ウラジーミル|1985.11.|1986.12.|1988.2.|~|~|
|K-84|エカテリンブルク|1984.11.|1985.12.|1986.2.|~|~|
|K-114|トゥーラ|1986.12.|1987.9.|1989.1.|~|~|
|K-117|ブリャンスク|1987.9.|1988.9.|1990.3.|~|~|
|K-407|ノヴォモスコフスク|1989.11.|1991.1|1992.2.|~|~|
~

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