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*&ruby(でふこん){【デフコン】}; [#p94f9e83]
Defense Readiness Conditionの略。~
アメリカにおいて、[[国防総省>ペンタゴン]]が作成している戦争への[[軍>アメリカ軍]]の準備態勢を示す指針のこと。~
~
1〜5までの5段階に分けて設定されており、数字が小さくなればなるほど準備態勢のレベルが高くなる。~
その準備態勢は、おおむね次の通りであるとされる。~

-デフコン5~
平時態勢。~
軍備の増強は統合参謀本部が代表して行い、国防長官から発表される。
-デフコン4~
情報量の増加と緊張度の高まり。~
:デフコン5(フェイドアウト)|平時態勢。~
軍備は統合参謀本部が代表して管理し、国防長官から発表される。~
[[戦略爆撃機]]の離陸は許可されない。
:デフコン4(ダブルテイク)|準備態勢。~
合衆国およびその同盟国を当事者とする[[紛争]]の発生を予想し、これに備える態勢((1960年代のキューバ危機の際には、この状態のもとで、目標の設定されていた[[弾道ミサイル]]の弾頭が訓練用のダミーから実弾に交換されたという。))。~
米ソ[[冷戦]]の期間中はほとんどこのレベル以下に下がらなかった。
-デフコン3~
通常よりも高度な準備態勢。~
部隊・艦船・航空機の使用する無線が機密コールサインに変更される。~
-デフコン2~
準戦時態勢。~
:デフコン3(ラウンドハウス)|高度な準備態勢および[[非対称戦争]]。~
全ての軍用無線が傍受を警戒した機密コールサインに変更される。
:デフコン2(ファーストフェイス)|準戦時態勢。~
キューバ危機の際に一度だけ発令された。~
-デフコン1~
[[国家総力戦]]に備えた最高レベルの態勢。~
[[核兵器]]の使用も許可されることがある((ただし、実際に核兵器を使用するには大統領自身の直接命令が必要となる))。
(軍事機密のため詳細は不明)
:デフコン1(コックドピストル)|[[国家総力戦]]。~
[[核兵器]]の[[実戦配備>展開]]((実際に核兵器を使用するには大統領自身からの直接命令が必要となる。))、および24時間体制の[[戦略哨戒]]((核兵器を搭載した[[戦略爆撃機]]をアラスカや北極海上空に常時(3〜4交代で)滞空させ続ける。))を含む最高レベルの警戒態勢。~
実際に発令された事例は未だ存在しない。


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