【テポドン事件】(てぽどんじけん)

1998年(平成10年)8月31日、北朝鮮の大浦洞(テポドン)にあるミサイル基地から「テポドン1号」と思われる弾道ミサイルが、事前通告なしに日本へ向けて発射された事件。
発射後、推進剤を燃やし尽くしたロケットブースターは日本海へ落下。分離した弾頭部はそのまま日本上空を通過し、太平洋の三陸沖に落下した。
北朝鮮政府はこれを「小型人工衛星の打ち上げである」と発表したが、その後の日米双方による調査ではそのような事実は認められず、日本及びアメリカに対する示威行為であるとの見方が一般的。

テポドンは日本の上空およそ100Kmを通過したと見られたことから「領空侵犯には当たらない」とされており、国際法上ではなんら問題無いのだが、通常この種の発射実験が行われる場合、他国に事前連絡するのが通例である。
(場合によっては、このことから戦争状態に突入することさえある)


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