【テイルストライク】(ているすとらいく)

tail strike.
航空機の離着陸時に、迎え角を取りすぎて尾部を滑走路に接触、「しりもち」させてしまうこと。

1985年の「日本航空123便墜落事故」では、当該事故機がかつてこの事故を起こした際、損傷した圧力隔壁の点検・修理が不完全であった*1として事故発生の遠因とされた。
ドラケンハリアーなど、前輪式でありながらテイルストライクの懸念から補助の尾輪を備えた機種が存在する。

シングルローターヘリコプターの場合はテイルローターを損傷したり、逆にテイルローターが周囲物を破壊するなど、即座に重大事故の原因となりうる。
対策として、テイルブームにバンパーやベントラルフィンを設けてテイルローターが直接接触しないようにした機種が多い。


*1 そのため、通常の運航で離着陸を繰り返しているうちに損傷が拡大し、最終的には隔壁破壊から操縦系統が破壊されて操縦不能となった、としている

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