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*&ruby(ちゃれんじゃーに){【チャレンジャー2】}; [#u1a7d66c]
*&ruby(ちゃれんじゃーつー){【チャレンジャー2】}; [#u1a7d66c]
FV4034 Challenger 2.~
1990年代に英国陸軍の主力戦車として開発・生産された戦車。~
1994年より[[チーフテン]]の老朽更新のため装備され、386両が生産された。~
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外見上の主な違いは、照準装置の位置とサイドスカートの形状だが、中身は大きく進歩しており、特に暗視装置や[[FCS>火器管制装置]]、[[GPS>全地球測位装置]]航行装置などの電子機器の強化はかなりのレベルで行なわれ、戦車長用に専用の暗視装置がつけられたのも大きな進歩といえる。~
1990年代に英国[[陸軍]]の[[主力戦車]]として開発・生産された[[主力戦車]]。~
1994年より[[チーフテン]]の老朽更新のため配備され、386両が生産された。~
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また、[[砲塔]]が再設計され前・側面装甲が改善されたほか、チョバム・アーマーも新型になり、[[APFSDS弾>装弾筒付翼安定式徹甲弾]]などの運動エネルギー弾にも十分対応できるという。~
砲も従来のL11A5から新型の長砲身化した55口径120mm[[ライフル砲>施条砲]]・L30A1に換装された。~
車体構造は[[チャレンジャー]]戦車の再設計。~
外見上は照準装置の位置とサイドスカートの形状が違う程度で、さほど変更点はない。~
主な改良点は[[電装系>ベトロニクス]]で、暗視装置・[[火器管制装置]]・[[GPS>全地球測位装置]]航行装置などの電子機器の強化が白眉。~
戦車長用に専用の暗視装置も取り付けられている。~
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中東向け輸出仕様として、エンジンや車長用照準器の換装、油気圧式懸架装置を新型に変更、BMS(戦場管理システム)や乗員室と機関室に完全自動式消火/防爆装置の追加等を行ったチャレンジャー2Eと呼ばれる改良型も存在する。~
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また、[[砲塔]]が再設計され暗視装置を主砲基部上に同軸配置し、前面・側面の[[装甲]]が改善。~
チョバム・アーマーも[[APFSDS弾>装弾筒付翼安定式徹甲弾]]に対応した新型に換装。~
主砲も55口径120mm[[ライフル砲>施条砲]]・L30A1に換装された。

**スペックデータ [#sacb0c7f]
|乗員|4名|
|全長|11.55m|
|全高|2.49m|
|車体長|8.3m|
|全高|3.04m|
|全幅|3.52m|
|戦闘重量|62.5t|
|懸架方式|ハイドロニューマチック式|
|[[エンジン]]|パーキンスCV-12 V型12気筒[[液冷>液冷エンジン]][[ディーゼル>ディーゼルエンジン]](出力1,200hp)|
|登坂力|60%|
|[[エンジン]]|パーキンスCV-12 4ストロークV型12気筒[[液冷>液冷エンジン]][[ディーゼル>ディーゼルエンジン]]&br;(出力1,200hp(895kW))|
|登坂力|60%|
|超堤高|0.9m|
|超壕幅|2.34m|
|最大速度|56km/h(路上)|
|最大速度|59km/h(路上)|
|[[行動距離>航続距離]]|450km|
|[[装甲]]|チョバム・アーマー|
|兵装|L30A1 55口径120mmライフル砲×1門(弾数50発)&br;L94A1 EX-34 7.62mm機関銃×1挺(同軸)&br;L37A2 7.62mm機関銃×1挺(対空用、弾数4,000発)&br;6連装発煙弾発射器×2基|
|[[装甲]]|[[複合装甲]](チョバムアーマー)|
|兵装|L30A1 55口径120mmライフル砲×1門(弾数52発)&br;L94A1 EX-34 7.62mm機関銃×1挺([[同軸>同軸機銃]])&br;L37A2 7.62mm機関銃×1挺(対空用、弾数4,000発)&br;6連装[[発煙弾>スモーク弾]]発射器×2基|
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**派生型 [#v983c7d9]
-タイタン:~
架橋戦車型。~
-タイタン架橋戦車(TITAN AVLB((Armoured Vehicle Launcher Bridge.))):~
[[架橋]]戦車型。~
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-トロージャンAVRE((Armoured Vehicle Royal Engineers.)):~
工兵戦車型。油圧アームやドーザーブレードを装備する。~
[[工兵]]戦車型。油圧アームやドーザーブレードを装備する。~
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-CRARRY((Challenger Armoured Repair and Recovery Vehicle.)):~
-CRARRV((Challenger Armoured Repair and Recovery Vehicle.)):~
戦車回収車型。~
元は[[チャレンジャー1>チャレンジャー]]の車体をベースにしているが、近年は[[履帯>無限軌道]]・起動輪・転輪などがチャレンジャー2と同じ物にアップグレードされている。~
また、[[ERA>爆発反応装甲]]やバー・アーマーなどが追加装備された車両も存在する。~
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-チャレンジャー2E:~
-チャレンジャー2E「デザート・チャレンジャー」:~
中東向け輸出仕様。~
パワーパックをドイツ製の「ユーロパワーパック((MTU社製MT883 V型12気筒多燃料[[液冷>液冷エンジン]][[ターボチャージド>ターボチャージャー]]・[[ディーゼル>ディーゼルエンジン]](出力1,500hp)とRenk(レンク)社製 HSWL 295TMオートマチックトランスミッション(前進5段、後進3段)を組み合わせたもの。))」に換装し、油気圧式懸架装置を新型に変更。~
車長用照準器を換装するとともにBMS(戦場管理システム)を追加。~
その他、乗員室と機関室に完全自動式消火・防爆装置を追加。~
現在までにイギリスの売り込みに応じた国は存在せず、未だ試作段階に留まっている。~
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-チャレンジャー2 Mk.2「ブラックナイト」:~
2018年に発表された夜間戦闘能力向上型。~
車両前後に監視・照準用の回転式[[赤外線]]カメラを装備するほか、接近する[[対戦車ミサイル]]などを感知して迎撃する「アクティブプロテクションシステム」、敵の照準[[レーザー]]を検知すると自動制御で発信源に[[機関銃]]を向ける「レーザーワーニングシステム」などの新装備を多数搭載する。~
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-チャレンジャー3:~
アップグレード型。主砲はL/55A1 120mm[[滑腔砲]]に換装される。~
また、大出力エンジン、新しい冷却システム、サスペンションシステムの搭載による移動中の射撃精度向上、最高速度を95km/hに引き上げ[[航続距離]]を延長する。~
その他、射撃管制装置の改善や夜間戦闘能力の向上などが施される予定である。~
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