*&ruby(ちゃれんじゃー){【チャレンジャー】}; [#e9ee3493]

+Challenger 1.~
1980年代に英国で開発・生産された主力[[戦車]]。~
英国陸軍には1983年から配備が始められ、1990年までに試作車を含み420両が生産・配備された。~
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本車は、当時イラン向けとして開発されたものの、イスラム革命でキャンセルされてしまった[[チーフテン]]の改良型「シール1」及び「シール2」戦車をベースにして開発され、弾道コンピュータは新型を搭載しているが、主砲は[[チーフテン]]と同じく55口径120mmライフル砲L11A5を採用、[[FCS>火器管制装置]]も同じものを踏襲している。~
また、西側戦車としては初めて、各種素材をサンドイッチ構造とした「チョーバム・アーマー」と呼ばれる[[複合装甲]]を採用した。~
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本車は当初、CAT(Canadian Army Trophy)射撃競技会などで[[M1]]や[[レオパルト2>レオパルト]]に大差を付けられ、その能力に疑問符が付けられていたが、1991年の[[湾岸戦争]]では、1両の損失も無く200両近いイラク軍戦車を撃破し、さらに5000mの距離から[[T-55]]を撃破するという高い能力を発揮し、そんな不評を払拭することに成功した。~
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現在はすべて後継の[[チャレンジャー2]]へと交替、退役し、318両がヨルダンに引き渡された。ヨルダン軍ではアル・フセインの名称で呼ばれている。~
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+OV-099 Challenger~
アメリカ航空宇宙局([[NASA]])が運用していた[[スペースシャトル]]、「[[エンタープライズ]]」型[[オービター]](軌道船)の1機。~
当初は地上での強度試験用の機体として製作されたため、宇宙飛行はできなかったが、後に宇宙飛行用の装備を搭載する改修が施され、実用第1号機の「コロンビア(OV-102)」に続く2機目のシャトルとなった。~
1986年1月26日、ミッションSTS-51Lとして打ち上げ直後、固体ロケットブースターの故障が原因となって空中で爆発、乗員全員が死亡する大惨事となった。(事故の詳細は「スペースシャトル」の項を参照のこと。)~
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事故後、本機の補充代替として「エンデバー(OV-105)」が製造された。~

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