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*&ruby(ちたにうむ){【チタニウム】};
*&ruby(ちたにうむ/ちたん/たいたにうむ){【チタニウム/チタン/タイタニウム】}; [#ne1ac6bc]

チタン、タイタニウムとも呼ばれる。~
その名はギリシャ神話とローマ神話の神族「タイタン」(ティターン)族に由来する。~
元素記号Ti、原子番号22、比重4.5の金属元素。~
命名はギリシャ/ローマ神話の「タイタン(ティターン)」に由来する。
>神話に曰く、ギリシャの奉ずる「オリュンポスの神々」が台頭する以前に世界を支配していたとされる神々。~
オリュンポスの神々との戦争に敗れて地底に幽閉されていて、地震が起きるのはティターンが暴れるからだとされる。~
古代史の観点では、ギリシャに征伐・吸収された異民族の宗教(への侮蔑表現)に由来すると考えられている。~
とてつもなく巨大な体躯で表現され、しばしば「巨体(Giant)」を意味する詩的表現として用いられる。

元素番号22番、軽く(比重4.5、鉄の約1/2)、耐熱性に優れ(融点1668℃)、~
高い弾性を持ち、腐食しにくい化学的に安定した非鉄金属材。~
またアルミニウム、鉄、マグネシウムに次いで4番目に埋蔵量が多く、~
そこらじゅうにあると言っても過言ではないのだが、その強度故に加工に難があり、~
結果非常に高価なのが欠点である。~
人類が簡単に扱えない、と言う意味では正にその名の如く「神の金属」である。~
古くから白色の顔料として用いられ、1795年には元素として命名されている(厳密な意味での発見者が誰なのかは判然としない)。~
融点は1,668℃に達し、化学的に安定で腐食しにくいため、1946年まで実用的な精錬法が存在しなかった。~
埋蔵量が多く地球上にありふれた物質だが、複雑な精錬過程を必要とするために希少価値を持つ。~
~
軽さの割には強靱である事で知られ、軽量化が求められる分野で用いられる。~
また、耐熱性が高く腐食に強いため、別素材の表面にメッキとして施される場合もある。~
純チタン・各種合金に共通して摩耗に弱い傾向にあり、工業材料としては決して万能ではない。~
反面、「新しくて高価な」金属であるため、単に宣伝材料やデザインとして使われる場合もある。

軽くて強くて錆びない上、地金が綺麗なので航空機の他、~
高価ではあるが、ありとあらゆる場面で使用され始めている。~
>たとえば、フィクションでは「チタン製の隔壁」「チタニウム[[装甲]]」なるものがしばしば登場する。~
言葉の響きはいかにも頑丈そうだが、工学的にはおおむねナンセンスな発想である。~
チタニウムは比重が軽く、密度が低く、ゆえに衝撃に対する耐久性は現代の[[鋼鉄>鉄]]に遠く及ばない。~


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