【ダブルデルタ】 †
二重三角翼。
デルタ翼の前縁後退角が途中で変化し、付け根側の前縁後退角が深く、翼端側の前縁後退角が浅いものをいう。
角度の異なる三角形をふたつ重ねたような形状から、この名前がつけられた。
後退角が大きいデルタ翼の欠点を解消するために開発されたが、その効果が十分でないと判断されたためか、最近はあまり用いられない。
ストレーキの前身的存在とも言える。
実用例としてドラケンやTu-144が挙げられる。
また、コンコルドのように前縁後退角が滑らかに変化するものをオージー翼と呼ぶ。
(ドラケン)
