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*&ruby(たんくばすたー){【タンクバスター】}; [#g1787804]
[[近接航空支援]]、対戦車攻撃を主任務とする[[攻撃機]]の俗称。~
大日本帝国陸軍では[[襲撃機]]、[[ソ連軍]]では[[シュトルモビク]]と呼んでいた。~
[[戦車]]の[[装甲]]を破るための大口径の[[機関砲]]に加えて、[[爆弾]]や[[ロケット弾]]、[[対戦車ミサイル]]などを多数装備できる。~
極めて高い対地攻撃能力を誇り、十分な対空火力を持たない地上軍にとっては最大の脅威。~
しかし、総じて低速であるため、[[航空優勢]]の確保できていない空域では七面鳥同然――[[戦闘機]]や[[地対空ミサイル]]のいい的である。~
Tank Buster（「戦車を破壊するもの」の意）.~
~
主な機種に[[Ju87]]、[[Il-2]]、[[Su-25]]、[[A-10]]、[[AH-64]]等がある。~
[[機甲部隊]]を撃破するための装備を指す俗語。~
通常、それ自体が[[機甲部隊]]の領分にあるものは含まない。~
~
関連:[[ハンス・ウルリッヒ・ルーデル]]
戦術として現実的に実行可能な範囲内では、以下のような兵装が必要とされる。
-[[機関砲]]、ただし薄い上面装甲を狙って[[トップアタック]]を行える場合に限る
-[[榴弾砲]]、ただし直撃を見込める場合に限る
-[[対戦車ミサイル]]
-[[ロケット弾]]
-[[航空爆弾>爆弾]]
それらを運用できる[[プラットフォーム]]として戦術的に最も有効なものは[[攻撃機]]・[[攻撃ヘリコプター]]である。~
よって、タンクバスターとは多くの場合、[[近接航空支援]]に運用される[[攻撃機]]・[[攻撃ヘリコプター]]を指す。
>特に、対戦車攻撃を主任務に開発・運用される機体は「対戦車攻撃機」と呼ばれる。~
なお、対戦車攻撃機に搭載される武装は、戦車の装甲貫徹や破壊に必要なエネルギーの発揮が必要となることから大型化、重量化する傾向にある。~
そのため、それらを搭載するタンクバスターそのものも重量化しやすい。~
また、[[近接航空支援]]では大重量の対地兵装と[[索敵>偵察]]を長時間続ける滞空能力が求められ、これによって[[運動性]]が犠牲となる場合がある。
>近年の[[マルチロールファイター]]はその両立を可能とした、とされるが、実際には幾つかの不備が見られる。~
ほとんどの場合は[[戦闘機]]としての空戦能力の維持が優先され、対地攻撃における[[投射弾量]]が犠牲になっている点が否めない。
関連：[[戦車狩り]] [[ガンシップ]] [[襲撃機]] [[シュトルモビク]] [[ハンス・ウルリッヒ・ルーデル]]
