【タイフーン(リモートウェポンシステム)】(たいふーん りもーとうぇぽんしすてむ)

イスラエルのラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズが開発した艦載兵装システム。

砲安定装置・砲座・独立した火器管制装置のセットで、甲板上に固定して用いる。搭載艦に特別な設計は要求しない。
システム自体が弾道計算・姿勢制御を行って自動射撃可能だが、データリンクや手動での運用も可能。

CIWS・小型艦の主砲としてイスラエル・アメリカ・オーストラリア・シンガポールなどで導入されている。

スペックデータ

名称タイフーンミニタイフーン
対応武装口径30mm以下の機関砲
同軸機銃
チャフ
デコイ
ミサイルなど
7.62mm機関銃
M2
GAU-17
40mmグレネードランチャー
弾数200発以下
168発(M242の場合)
230発以下
照準装置CCD?FLIRLRF?CCD、FLIR
旋回角度左右160度360度
俯角20度
仰角45度60度
ペイロード1,000kg以下140〜170kg

バリエーション

  • タイフーン
    • タイフーンGSA:
      機関砲(Gun)及び艦対空ミサイル(SAM)を搭載したもの。

    • タイフーンDSA:
      デコイとSAMを搭載したもの。

    • タイフーンGS:
      機関砲とSPIKE-ERミサイルを搭載したもの。

    • タイフーンG:
      20mmか23mmの機関砲と電気光学照準装置を搭載したもの。

    • タイフーンMLS:
      SPIKE-ERまたはSPIKE-NLOSミサイルを搭載したもの。

    • Mk.38 Mod2:
      アメリカ合衆国海軍が採用したタイフーンの型番。
      M242「ブッシュマスター」25mm機関砲を搭載する。
      BAEシステムズとの協力により供給されている。

  • ミニタイフーン
    • SSM:
      機関銃と小型のミサイルを搭載したもの。

    • Mk.49 Mod 0:
      アメリカ合衆国海軍向けの型。
      ジェネラル・ダイナミクスとの共同開発。

主な搭載艦】


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