*&ruby(たいがー){【タイガー】}; [#y08723e8]
Tiger（虎）.~
ネコ科に属する大型肉食獣（原義）。~
さまざまな兵器の愛称として各国で用いられている。
+ドイツ第三帝国陸軍が使用した「[[6号戦車]]」の愛称「ティーガー」の英語読み。~
~
+ドイツ帝国海軍のイルティス級砲艦の三番艦。~
1898年にダンツィヒの海軍造船所で起工し、1899年8月15日に進水、1900年4月3日からドイツ帝国海軍に砲艦として就役した。~
就役後はドイツ東洋艦隊に組み込まれ、青島を本拠地とした。~
1914年10月29日、青島の戦いの最中に膠州湾租借地で姉妹艦「イルティス」、「ヤグアル」などとともに自沈処分された。~
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+イギリス海軍の[[巡洋戦艦]]。1914年就役。同型艦はない。~
当初は「ライオン」級巡洋戦艦の4番艦として計画されたが、設計変更されて就役した。~
機関配置が船体中央部に集中した事により、ライオン級において2番・3番砲塔により射界が狭められていた3番砲塔が真後ろに射撃が可能となり、後方火力が倍増した。~
[[第一次世界大戦]]に参戦した後、[[ロンドン海軍軍縮条約]]により廃棄となり、1932年スクラップとして売却された。~
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|>|CENTER:''スペックデータ''|
|主造船所|ジョン・ブラウン社クライドバンク造船所|
|起工|1912.7.|
|進水|1913.|
|就役|1914.10.|
|退役|1931.|
|その後|1932.にスクラップとして売却|
|排水量&br;（[[基準>基準排水量]]/[[満載>満載排水量]]）|28,800t/33,677t|
|全長|214.6m|
|全幅|27.6m|
|吃水|8.7m|
|主機関|バブコック・アンド・ウィルコックス式石炭・重油混焼水管缶×39基&br;ブラウン・カーチス式直結タービン（高速型・低速型二軸並列型）×2組&br;スクリュープロペラ×4軸|
|最大出力|85,000hp|
|最大速力|28.0ノット/28.7ノット（公試時）|
|[[航続距離]]|4,600海里/12ノット&br;4,650海里/25ノット|
|燃料&br;（満載時）|石炭：3,300t&br;重油：3,450t|
|乗員|1,109〜1,200名|
|兵装|Mark.5 45口径34.3cm連装砲×4基&br;Mark.7 45口径15.2cm単装速射砲×12基&br;Mark.1 45口径7.62cm単装高角砲×2基&br;オチキス QF 43口径4.7cm機砲×4基&br;53.3cm単装水中魚雷発射管×4基|
|[[装甲]]|舷側：229mm（機関区のみ）、152mm（主砲弾薬庫）、152mm（舷側上部）、&br;76mm〜102mm〜127mm（[[艦首]]尾部）、102mm（前後隔壁）&br;甲板：25mm（主甲板）、51mm（弾薬庫）&br;主[[砲塔]]：229mm（前盾）、229mm（側盾）、203mm（後盾）、82mm（天蓋傾斜部）、&br;64mm（天蓋平坦部）&br;主砲バーベット：229mm（甲板上部）、102mm（上甲板）、102〜76mm（甲板下部）&br;副砲ケースメイト：127〜152mm&br;司令塔：254mm（側盾）、76mm（天蓋）|
~
+イギリス海軍の[[軽巡洋艦]]。~
姉妹艦に「ライオン((旧艦名「ディフェンス」。))」「ブレイク((旧艦名「タイガー」。なお、同艦は2017年現在、英国海軍で最後の「巡洋艦」でもある（1982年除籍）。))」があった。~
当初「マイノーター」級の一艦「ベレロフォン」として建造されていた艦を改名したもの。~
進水が[[第二次世界大戦]]終結後となったため建造中断されていたが、1955年に防空巡洋艦として再発注され、1959年就役。~
1968年にヘリコプター巡洋艦に改装されるが、1978年に除籍、スクラップとして売却された。~
~
|>|CENTER:''スペックデータ''|
|排水量&br;（[[基準>基準排水量]]/[[満載>満載排水量]]）|9,550t/11,700t|
|全長|169.31m|
|全幅|19.5m|
|吃水|7.0m|
|推進方式|[[蒸気タービン]]推進|
|[[機関>エンジン]]|アドミラリティ式重油専焼三胴水管缶×4缶&br;パーソンズ式ギヤード・タービン×4基&br;スクリュープロペラ×4軸|
|出力|72,500hp|
|速力|31.5[[ノット]]|
|[[燃料]]|重油：1,940t（満載）|
|[[航続距離]]|8,000[[海里]]/16ノット&br;4,000海里/20ノット&br;2,000海里/30ノット|
|乗員|716名|
|兵装&br;（竣工時）|Mk.26 50口径15.2cm連装両用砲×2基&br;Mk.6 70口径7.6cm連装両用砲×3基|
|兵装&br;（改装後）|Mk.26 50口径15.2cm連装両用砲×1基&br;Mk.6 70口径7.6cm連装両用砲×1基&br;GWS-21「シーキャット」[[艦対空ミサイル]]4連装発射機×2基|
|[[装甲]]|舷側：83〜89mm（水線面主装甲）、38〜63.8mm（水線末端部）、89mm（弾薬庫側面）&br;[[甲板]]：38〜51mm（水平面）&br;主[[砲塔]]：51mm（前盾）、25mm（側盾）|
|[[艦載機]]|[[シーキングHAS.1/2>SH-3]][[対潜ヘリコプター]]×4機（改装後）|
~
+ドイツ海軍の[[1924型>1923型]]水雷艇の一隻。~
1927年4月2日にヴィルヘルムスハーフェン工廠で起工し、1928年3月15日進水。1929年1月15日就役。~
1939年8月21日、ボーンホルム島付近にて[[1934型]][[駆逐艦]]「Z3 マックス・シュルツ」と衝突・沈没。~
~
+西ドイツ海軍のミサイル艇。148型ミサイル艇とも呼ばれる。~
[[ヤグアル級>ヤグアル]]魚雷艇の後継として建造された。~
艦の設計はラ・コンバタントII型高速戦闘艇（ミサイル艇）をベースにしている。~
~
[[アルバトロス級>アルバトロス]]ミサイル艇と共に、20年以上にわたって西ドイツ海軍および統一ドイツ海軍の戦力の一端を担っていたが、[[冷戦]]終結後の軍縮によって1994年から徐々に退役し、2002年にドイツ海軍から退役した。~
退役後、一部の艦はギリシャやエジプト、チリに引き渡されている。~
~
|>|CENTER:''スペックデータ''|
|艦種|ミサイル艇（Sボート）|
|主建造所|リュールセン&br;ノルマンディ機械製造（CMN）|
|[[排水量]]|265t|
|全長|47m|
|全幅|7m|
|喫水|2.7m|
|[[機関>エンジン]]|MTU MD16V 538 TB90[[ディーゼル>ディーゼルエンジン]]（出力3,600馬力）×4基4軸推進|
|速力|38[[ノット]]|
|[[航続距離]]|1,600[[海里]]/15ノット|
|乗員|30名|
|武装|オート・メラーラ 76mmコンパクト砲×1門&br;ボフォース40mm L/70 単装機関砲×1基&br;[[エグゾセ MM38>エグゾセ]][[SSM>対艦ミサイル]]単装発射機×4基&br;[[機雷]]×8発|
|[[C4Iシステム>C4I]]|リンク11 戦術[[データリンク]]|
|[[レーダー]]|SMA 3R 20航法レーダー&br;トリトンG 捜索レーダー&br;カスター148火器管制レーダー|
~
|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:''同型艦''|
|艦番号|艦名|主建造所|就役|退役|再就役先|艦番号|艦名|
|P6141/S41|ティーガー&br;（Tiger）|CMN|1972.10.31|1998.9.21|チリ海軍|LM-39|テニエンテ・ウリベ&br;（Teniente Uribe）|
|P6142/S42|イルティス&br;（Ilitis）|~|1973.1.8|1992.10.15|ギリシャ&br;海軍|P-72|ヴォトシス&br;（ΒΟΤΣΗΣ）|
|P6143/S43|[[ルクス]]&br;（Luchs）|~|1973.4.9|1998.8.27|チリ海軍|>|CENTER:部品取りに利用|
|P6144/S44|[[マルダー]]&br;（Marder）|~|1973.6.14|1994.5.25|ギリシャ&br;海軍|P-74|ヴラハヴァスII&br;（ΒΛΑΧΑΒΑΣ II）|
|P6145&br;/S45|レオパルト&br;（Leopard）|~|1973.8.21|2000.9.28|~|P-76|トーナス&br;（ΤΟΥΡΝΑΣ）|
|P6146/S46|[[フクス]]&br;（Fuchs）|リュールセン|1973.10.17|2002.12.16|エジプト&br;海軍|CENTER:-|10月6日|
|P6147/S47|[[ヤグアル]]&br;（Jaguer）|CMN|1973.11.13|2000.9.28|ギリシャ&br;海軍|P-77|サキピス&br;（ΣΑΚΙΠΗΣ）|
|P6148/S48|ルーヴェ&br;（Löwe）|リュールセン|1974.1.9|2002.12.16|エジプト&br;海軍|-|10月21日|
|P6149/S49|ヴォルフ&br;（Wolf）|CMN|1974.2.26|1997.8.27|チリ海軍|LM-36|グアルディアマリーナ・&br;リケルメ&br;（Guardiamarina Riquelme）|
|P6150/S50|[[パンター]]&br;（Panther）|リュールセン|1974.3.27|2001.9.27|>|>|CENTER:2003年解体|
|P6151/S51|ハーヘル&br;（Häher）|CMN|1974.6.12|1994.6.24|ギリシャ&br;海軍|P-75|マリダキス&br;（ΜΑΡΙΔΑΚΗΣ）|
|P6152/S52|シュトルヒ&br;（Storch）|リュールセン|1974.6.17|1992.11.16|~|P-73|ペゾポウロス&br;（ΠΕΖΟΠΟΥΛΟΣ）|
|P6153/S53|ペリカン&br;（Pelikan）|CMN|1974.9.24|1998.6.4|チリ海軍|>|CENTER:部品取りとして利用|
|P6154/S54|エルスター&br;（Elster）|リュールセン|1974.11.14|1997.8.27|~|LM-37|テニエンテ・オレリャ&br;（Teniente Orella）|
|P6155/S55|アルク&br;（Alk）|CMN|1975.1.7|2002.5.13|エジプト&br;海軍|CENTER:-|10月23日|
|P6156/S56|ドメル&br;（Dommel）|リュールセン|1975.2.12|2002.12.16|~|~|6月18日|
|P6157/S57|ヴァイエ&br;（Weihe）|CMN|1975.4.3|2002.12.16|~|~|4月25日|
|P6158/S58|ペンギン&br;（Penguin）|リュールセン|1975.5.22|2001.6.28|>|>|CENTER:2003年解体|
|P6159/S59|ライハー&br;（Reiher）|CMN|1975.6.24|2001.1.27|~|~|~|
|P6160/S60|クラーニヒ&br;（Kranich）|リュールセン|1975.8.6|1998.9.22|チリ海軍|LM-38|テニエンテ・セラーノ&br;（Teniente Serrano）|
~
+[[グラマン]]社製の[[艦上戦闘機]]、[[F11F（F-11）>F-11]]の愛称。~
~
+アメリカ製の[[戦闘機]]、[[F-5]]シリーズの愛称に多用されている。~
[[F-5C>F-5]]の愛称「スコシタイガー」および、[[F-5E・F>F-5]]の「タイガー2」、[[F-20]]の「タイガーシャーク」。~
~
+Eurocopter（Airbus Helicopters）EC665 "Tiger".~
独仏合弁の[[ユーロコプター]]（現[[エアバス・ヘリコプターズ]]）が開発・製造する[[偵察]]兼[[攻撃ヘリコプター]]。~
[[冷戦]]末期に開発され、仏独戦力の要として期待されたが、初飛行と同時期に仮想敵である[[ワルシャワ条約機構]]が崩壊したため、計画を大幅に縮小することとなった。~
しかし、同様のコンセプトを持っていたアメリカの[[RAH-66]]「コマンチ」が開発中止に追い込まれたことから、今後はかえって需要が見込めるのではないかという予測もある。~
（[[RAH-66]]と同じく前席が[[パイロット]]、後席が[[ガナー]]兼[[コパイロット>副機長]]である）~
~
[[冷戦]]後の機体というだけあって、情報収集能力、コスト、生存性などが重視されている。~
複合材を多用した胴体、極限まで単純化されたローターハブ、耐用年数無限のローターブレードなど、ライフサイクルコスト低減の工夫がなされている。~
照準/監視装置として、偵察型は[[RMS]]を、対戦車型は[[MMS]]を装備する。~
また[[対戦車ミサイル]]として[[HOT]]や[[AGM-114]]が使えるほか、本機のために[[終端>終端誘導]][[赤外線誘導]]機能を持つ[[トライガット]]が開発された。~
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なお「タイガー」の呼び名は英語の場合で、開発国のドイツでは「ティーガー」、フランスでは「ティグール」と呼ばれる。~
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|>|CENTER:スペックデータ|
|乗員|2名（前席[[パイロット]]・後席[[コパイロット>副機長]]兼[[射撃手>ガナー]]）|
|[[主ローター>メインローター]]直径|13.00m|
|全長|15.80m|
|全高|4.32m（[[テイルローター]]頂部まで）|
|胴体長|14.08m|
|回転円盤面積|132.7��|
|空虚重量|3,300kg|
|最大離陸重量|6,100kg|
|[[エンジン]]|MTU/RR/チュルボメカ MTR390[[ターボシャフト]]エンジン（出力958kW）×2基|
|[[速度]]|124kt（巡航）|
|海面[[上昇率]]|690m/min|
|[[ホバリング]]高度限界|3,500m+（OGE）|
|[[航続距離]]|432nm（機内燃料のみ）|
|兵装|固定武装：AM-30781 30mm[[機関砲]]1門（UHT除く）&br;機関砲ポッド：12.7mm機関銃/20mm機関砲ポッド&br;[[空対空ミサイル]]：[[FIM-92]]・[[ミストラル]]&br;[[対戦車ミサイル]]：[[トライガット]]・[[HOT3>HOT]]・[[AGM-114]]&br;[[ロケット弾]]ポッド：19連装ハイドラ70または22連装SNEB 68mmロケット弾ポッド&br;その他：[[増槽]]等|
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【バリエーション】
--HAP：フランス・スペイン陸軍向けの[[近接航空支援]]・護衛・[[武装偵察型>武装偵察ヘリコプター]]。
--HAD：フランス・スペイン陸軍向けの対戦車型。旧称HAC。
--UHT：ドイツ陸軍向けの対戦車兼[[近接航空支援]]型。旧称UHU。軍呼称PAH-2。
--ARH：オーストリア陸軍向けの[[武装偵察型>武装偵察ヘリコプター]]。[[AGM-114]]の運用能力を持つ。~
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