• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(それんぐん){【ソ連軍】}; [#w95f3099]
旧ソビエト連邦の正規軍。[[地上軍>陸軍]]、[[海軍]]、[[空軍]]、[[防空軍>空軍]]、[[戦略ロケット軍]]で構成されていた。~
~
全体的傾向として、安価だが西側より性能で劣る兵器を大量に配備すること、人命に対する意識が希薄であること([[歩兵]]による[[人海戦術]])などが挙げられる。~
特に[[第二次世界大戦]]中はその傾向が顕著で、その直前のスターリンによる赤軍粛清により有能な将校の殆どが粛清され、戦争初期にはまともな指揮がとれる将校が存在しなかったことから有効な作戦を実行できず、敵に対し正面からの無謀な突撃を繰り返すという有様だった(([[輸送機]]に[[落下傘]]を搭載するのを忘れていた事が原因で[[空挺部隊]]1個大隊が全滅した、たった32名のフィンランド軍相手に約4000人で突撃したあげく撃退された、などという冗談のような逸話も存在する。))。~
当然、地雷原や機銃陣地に兵士を突撃させ大量の犠牲の上制圧するなど日常茶飯事であり、しかも戦争初期は「銃は二人で一つだ。前の奴が倒れたら銃を拾って撃ち続けろ!」というほど物資が不足していた。~
物資不足は後に[[連合国]]側からの援助により解消されるが、同国は[[第二次世界大戦]]において2000万人もの戦死者を出している。~
~
[[冷戦]]期には社会主義勢力の頂点に君臨し、[[アメリカ軍]]に対抗し軍拡を続けていたが、経済力に不相応な軍拡だったため、ソビエト連邦を崩壊させた。~
しかしその強大な軍事力は周辺国に影響を与えるには十分で、日本でも「[[自衛隊]]の育ての親」とも言われる程、長い間日本の安全保障に置いて重要な位置を占めていた。

また[[冷戦]]時、ソ連軍は東欧の共産主義国に駐留され、そこで暴動などが発生したらソ連軍が暴動を鎮圧をするなど、ソ連の影響力を東欧諸国に植えつける道具としても使われた。

関連:[[赤軍]] [[ロシア軍]]

#ref(soviet.jpg)


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS