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*&ruby(そーどふぃっしゅ){【ソードフィッシュ】}; [#gb00ba7a]
Fairey Swordfish.~
1935年に採用された英海軍の艦上[[雷撃機]]。[[第二次世界大戦]]では開戦時から第一線で使用されていた。~
アンティークな[[複葉機]]で、当時の各国主力[[雷撃機]]と比較すると性能が見劣りするのは否めないが、その抜群の操縦性と整備性から、「タラント海戦」におけるイタリア艦隊攻撃やドイツ[[戦艦]]「ビスマルク」攻撃などの華々しい活躍をした。~
しかし、このような機体が戦争終結まで現役機として生き残れたのも、ヨーロッパでは太平洋戦域のように艦隊航空戦が発達せず、また、英国と敵対していたドイツ海軍が[[航空母艦]]を持っていなかったためであろうと考えられる。~
~
**スペックデータ [#z5e52257]
乗員数:2〜3名~
全長:11.12m~
全高:3.93m~
全幅:13.92m~
翼面積:56.39~
自重:2,359kg~
最大重量:4,196kg~
最高速度:222km/h~
巡航速度:193km/h~
上昇限度:3,260m~
航続距離:1,658km~
発動機:ブリストル「ペガサスXXX」空冷星形9気筒750馬力×1基~
総生産機数:2,396機~
武装:7.7mm機銃×2(前方固定、後方旋回各1)、[[航空魚雷]]×1または爆弾(250lb.・500lb.)×2、Mk.VII[[爆雷]]等を最大680kgを搭載可能。~
Swordfish(英語でメカジキの意)

**バリエーション [#web68adc]
-TSR.1~
ペガサスIIMエンジン(635hp)を搭載する原型機。~
+Fairey Swordfish.~
1934年に[[初飛行]]し、1935年に採用された英海軍の[[艦上>艦上機]][[雷撃機]]。~
~
~ 
-TSR.2~
TSR.1を改良し、ペガサスIIIM3エンジン(775hp)を搭載する原型機。~
鋼管の骨組みに[[布]]張りの三座[[複葉機]]で、複葉機時代の最後を飾った傑作機である。~
採用当時の技術水準でもすでに旧式の設計で、[[カタログスペック]]は現役当時の[[雷撃機]]に比して明らかに低い。~
前線では「手下げ袋(string bag)」と揶揄されたが、反面で良好な操縦性・簡易な整備性などの利点も多くあった。~
布張りの構造は穴が開いても大した問題が生じないため意外に生存性も高く、[[高射砲]]で蜂の巣にされた状態のまま帰還した例もある。~
~
-Mk.I~
量産型。水上機への転換が可能。~
[[第二次世界大戦]]の開戦時点では第一線で使用されていた。~
後継として[[バラクーダ]]や[[アベンジャー>アヴェンジャー]]が配備されると、夜間攻撃や[[対潜哨戒>偵察]]任務に転用された。~
旧式で簡易な設計なため[[レーダー]]・[[ロケット弾]]などの新兵器にも柔軟に対応し、[[第二次世界大戦]]が終わるまで海上で活躍し続けた((とはいえ、これは大規模な海上航空戦がほとんど発生しなかった欧州(大西洋)戦線の事情に負う所も大きい。&br;  特に1941年以降は[[艦隊戦>艦隊決戦]]と呼べるような大規模戦闘はなく、もっぱら小規模な[[通商破壊戦]]に終始していた。))。~
~
-Mk.II~
金属製の防護板を採用し、3インチロケット弾の搭載も可能。ペガサスXXXエンジンを搭載。1943年より製造。~
関連:[[MACシップ]]~
~
-Mk.III~
ASVレーダーを搭載。[[ロケット弾]]も搭載可能。~
|>|CENTER:''スペックデータ''|
|種別|雷撃機|
|製造|フェアリー社&br;ブラックバーン社(1940前半〜)|
|総生産機数|2,396機|
|乗員|2〜3名|
|全長|11.12m|
|全高|3.93m|
|全幅|13.92m|
|翼面積|56.39|
|自重|2,359kg|
|最大重量|4,196kg|
|[[発動機>エンジン]]|ブリストル ペガサスXXX[[空冷>空冷エンジン]]星形9気筒(出力750馬力)×1基|
|最高速度&br;(最高/巡航)|222km/h / 193km/h|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|3,260m|
|[[航続距離]]|1,658km(フェリー時)/880km|
|武装|7.7mm機銃×2挺(前方固定、後方旋回各1門)|
|爆装|下記兵装を最大680kgまで搭載可能。&br;[[航空魚雷]]×1発または[[爆弾]](250lb.・500lb.)×2発、Mk.VII[[爆雷]]&br;60ポンド[[ロケット弾]]×8発|
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-Mk.IV~
【バリエーション】~
--TSR.1:~
ペガサスIIMエンジン(出力635hp)を搭載する原型機。~
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--TSR.2:~
TSR.1を改良型原型機。~
エンジンはペガサスIIIM3(出力775hp)を搭載する。~
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--Mk.I:~
[[水上機]]への転換が可能な量産型。~
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--Mk.II:~
金属製の防護板を採用し、3インチ[[ロケット弾]]の搭載も可能。~
ペガサスXXXエンジンを搭載。1943年より製造。~
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--Mk.III:~
ASV[[レーダー]]を搭載。~
[[ロケット弾]]も搭載可能。~
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--Mk.IV:~
Mk.IIまたはMk.IIIの操縦席を密閉型にしたもの。~
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+USS Swordfish(SS-193).~
[[米海軍>アメリカ海軍]]「サーゴ」級[[潜水艦]]の1隻。~
1937年10月27日にメアーアイランド海軍工廠にて起工し、1939年4月1日に進水、同年7月22日に竣工した。~
[[太平洋戦争]]開戦後は東南アジア方面、南太平洋にて[[哨戒>偵察]]・[[通商破壊>通商破壊戦]]任務に従事した。~
その後、1945年1月3日に沖縄近海への移動命令の受領通信後、消息不明となり、1945年2月15日に戦没認定された。~
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+USS Swordfish(SSN-579).~
米海軍「スケート」級原子力潜水艦の1隻。~
1956年にポーツマス海軍造船所で起工し、1957年進水、1958年就役。~
1989年に退役した((その後、「[[原子力艦再利用プログラム]]」によってピュージェット・サウンド海軍造船所で1995年までに解体されている。))。~
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+HMS Swordfish(61S).~
英海軍のS級潜水艦の1隻。~
1930年12月1日にチャタム工廠にて起工し、1931年11月10日に進水、1932年11月28日に竣工した。~
[[第二次大戦>第二次世界大戦]]開戦時には本国近海の哨戒任務に従事していたが、1940年11月7日に哨戒任務のためポーツマスを出港後、消息不明となった。~
~
当時は独[[駆逐艦]]の攻撃により沈没と考えられていたが、戦後、海底で真っ二つになった船体が発見され、[[機雷]]によって沈没したことが判明した。~


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