【ゼロ戦】(ぜろせん)

旧日本海軍零式艦上戦闘機のこと。

零式艦上戦闘機が登場した初期は零戦?(レイセン)、零艦戦などと略されていたが、のちにゼロ戦と呼ばれることも多くなり、戦後はこちらの呼び方が一般的となった。
なぜそう呼ばれる様になったのかは定かでは無く諸説ある。
一説には米軍での『ゼロファイター(Zero-fighter)』という呼び方からの逆輸入であるという。

しかし、実際のところ坂井三郎氏の著書などでは、当時も「ゼロ戦」と呼んでいた事例も確認できることから、戦中からも「ゼロ戦」という呼称は存在していたと思われる。

また非常に乱暴な定義ではあるが、旧軍機全般を指すこともある。
すなわち、97式重爆撃機や連山も「ゼロ戦」となる。
小型飛行機を全て「セスナ」と呼ぶに等しく、適切ではない。
だが、これは「ゼロ戦」が旧軍機の代名詞となるほどの伝説を残した名機の証ともいえる。
また、生産機数の多さにも起因していると思われる。


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