【スホーイ・スーピェルジェト100】(すほーい・すーぴぇるじぇとひゃく)

Sukhoy Superjet 100(SSJ-100).

ロシアのスホーイ社を中心とした航空機メーカーによって共同開発されている小型ジェット旅客機リージョナルジェット)。

旧ソ連時代、軍用機専門メーカーであったスホーイが民間機市場に参入するにあたって開発された機体で、当初は「スホーイRRJ(Russian Regional Jet)」と呼ばれていた。
本機の開発・生産プロジェクトは国際分業で行われており、機体の設計・製造はスホーイ社が、型式証明取得作業はイリューシン社、機体の販売・顧客管理はアメリカのボーイング社がそれぞれ受け持っている。
また、エンジンはロシアのサトゥールンとフランスのスネクマの共同開発であり、空調や制御系はドイツのリープヘルが担当するなど、旧ソ連時代からの「純国産」を放棄し、多くの国際企業の協力を得て開発・生産されている。

本機の開発・生産プロジェクトは、2001年に合意成立後、2004年にロシアのシベリア航空から50機の発注*1を受けて起動。
2008年に試作1号機が初飛行した。

現在の本機は、アエロフロート・ロシア航空をはじめとするロシアの各航空会社の他、カザフスタンの「コムルックスKZ」やメキシコの「インテルジェット」にも販売されており、139機が就航している。


*1 その後キャンセルされている。

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