【ストレートブローバック】(すとれーとぶろーばっく)

発射薬の燃焼ガス圧や撃発時の反動を、閉鎖機構を用いずにそのまま作動に利用する回転機構
シンプルブローバック、或いは単にブローバックとも。

発砲による銃への負担が軽い小口径モデル(380ACP,32ACP etc)で主に採用される。
9mmルガーや5.56mmNATO弾等、ある程度以上の強力な弾薬では下記のような問題を抱える事になり、無理や欠陥が生じやすい。

  • 銃弾の反動が速やかにフレームへ伝わるため、反動が大きくなりがちで、命中精度や耐久性に悪影響を与える。
  • リコイルスプリング*1を強くすると回転不良の原因となるため、これを弱くしなければならず、初活力が小さくなり弾薬の性能を十分に生かせない。

短機関銃では発射サイクルを高めるため、あえてストレートブローバックを採用する場合が多い。

関連: ディレイドブローバック


*1 遊底を押さえつけるバネ

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